ラ・モッソンでの熱戦、パリは燃え上がっていた

Match reports

選手たちの才能に後押しされ、パリ・サン=ジェルマンは強きモンペリエ(2-6)を相手に、番狂わせな激しさで、勝利を記録することに成功した。計8ゴールが飛びかった試合を振り返って行く。

日曜日に南フランスに向かったパリジャンたちには明確な目的があった。チームは、リーグ・アン首位に君臨する自分たちの好調ぶりを確認するため、モンペリエに向かった。いつものローテーション・ポリシーに則り、バルコラ、コロ・ムアニ、エムバペの攻撃に長けたトリオを中心としたメンバーを再び編成した。

ここで間違えてはいけないのは、順位は良好でないとは言え相手はかなり強く、リーグ・アン対決を期待させるだけの理由があったということだ。そして前半は、その期待を裏切らない激しい試合となった。先制したのはパリだった。ミシェル・デル・ザカリアン率いる素晴らしい団結力を持ったチームを前に、レ・ルージュ・エ・ブルーは忍耐強く、徐々に相手ゴールに迫った。そして、ペナルティーエリアに足を踏み入れることなく、均衡を破ることに成功したのだ! 試合のキーとなったのはロングシュートのスペシャリスト、ヴィティーニャだった。キリアン・エムバペによってスペースに弾き出されたポルトガル代表MFは、マーカーを振り切り、見事なループシュートを放った(0-1、14分)

決して諦めない相手を前に、パリはプレッシャーをかけ続けなければならなかった。ルイス・エンリケ率いるパリは、まさにそれを実行し、見事な速攻でラ・モッソンを再び湧き上がらせた。右サイドのアクラフ・ハキミが起点となり、キリアン・エムバペがカウンターを仕掛け、ランダルコロ・ムアニとのワンツーからエリア内に侵入し、ファーポストへサイドシュートを決めた(0-2、22分)

それでもデル・ザカリアン監督率いるチームは、不屈のサヴァニエを中心に反撃の努力を重ねた。その粘り強さは功を奏し、ノルディンがファーポストにヘディングを合わせて1点を返した(1-2、31分)。このゴールはホームチームの希望を甦らせ、一方通行ではないということを明確にした!ピッチの端から端までパリジャンたちは全集中し、一貫性を保ち、警戒を怠らなかった。40分、ダニーロ・ペレイラがヒーローのようなセーブでカズリのゴールを阻んだ。しかし、何が起こるかわからない次の動きで、モンペリエにPKが与えられ、これをサヴァニエが決めた(2-2、45分)。つまり、試合は本格的にリスタートしたのだ。

再び同点に追いつかれたパリは、「相手にチャンスを与えない」という1つの目標を胸に、中断から戻ってきた。ルイス・エンリケはペースを上げるためにヌーノ・メンデスを投入することを決めたが、パリクラブのもうひとつの破壊力を持つスペシャリストが行く手すべてを粉砕した。キリアン・エムバペが25メートルの距離から放ったミサイルは、バーの下側に突き刺さった(2-3、49分)。

ヴィティーニャとエムバペのシュートの後、3本目のロングレンジシュートがパリをさらに突き放す。イ・ガンインがエリア手前でワンツーを仕掛け、見事なカーブシュートを放ったのだ(2-4、53分)。ルージュ・エ・ブルーは互いのスタイルポイントを競い合っているようだった!

前半の結果が示したように、この試合では2点のリードは何の保険にもならない。後半30分、パリはモンペリエの望みを断ち切ろうとした。キリアン・エムバペやヴィティーニャのように、まだ十分に力を残している選手もいた。そして、このフランス代表はハーフボレーシュートでハットトリックを達成した(2-5 - 62分) 。ヴィティーニャは、首都クラブのスピードスターであるヌーノ・メンデスをアシストし、信じられないようなニアポストからのシュートでゴールネットを揺らし、得点を締めくくった(2-6 - 89分)

パリがリードを広げ、それを消され、取り戻し、さらに倍加させるという信じられない流れの後、パリ・サン=ジェルマンはやり遂げた。この結果、パリ・サン=ジェルマンの無敗記録は24試合に伸びた。これで選手たちは、達成感を胸にそれぞれの代表チームに合流できる。2週間後、マルセイユで開催されるクラシコで、パリはリーグ・アンに復帰する。我々はすでに手をこまねいている。