ブレストで勝利したPSGだったが・・・

日曜日にアウェーにてリーグ・アン最終節ブレスト戦に臨んだパリ・サン=ジェルマンは、想定通りに勝ち点3を獲得した。今季最後の試合を振り返ってみよう。

パリ・サン=ジェルマンはこの試合に勝つ、という自分たちの目標に専念してスタッド・フランシス・ル・ブレに乗り込んだ。勝つための90分、信じるための90分、そして1ポイント差でリードしていたリールが最後の試練で失敗することを願う90分だった。

リーグ残留のためには勝つことがほぼ必須のブレストだった相手に、PSGは簡単に試合に勝つことが難しいことを理解していた。そしてそのような状況の中で、PSGは自分たちの試合を展開する。

今季の最優秀選手に選ばれたばかりのキリアン・エムバペ率いるPSGは、立ち上がりからボールを支配し、相手のエリア内に侵入しようとする。その流れの中で、アンヘル・ディ・マリアが最初にエリアに入り、ブレストのディフェンダーに倒されてPKを獲得する。ネイマールのシュートは惜しくもゴールを外れたが(18分)、PSGはすぐに気を取り直し、再び攻勢をかけた。そして、CKのコースが変わったところからディ・マリアが目の覚めるようなシュートを決める(1-037分)

闘志あふれるブレストは、カウンターでパリの守備陣にプレッシャーをかけようとしたが、PSGは簡単に相手の突破を許さない。ハーフタイムの時点で順調に試合を進めていたPSGだったが、残念なことに300km離れたアンジェではリールが0-2でリードしていた。

このニュースにショックを受けたものの、パリはモチベーションを下げることなく、よくまとまったブレスト相手に後半もゴールを狙った。しかし、ディ・マリアのFKはポストをかすめ(58)、その数分後のダニーロのヘディングシュート(61)も勝負を決めるゴールとはならなかった。今季の最優秀GKに選ばれたケイラー・ナバスは、シャルボニエやフェーヴルの至近距離からのシュートを防ぎ、チームのリードを守った。

そして、最後の最後までプロ意識を持ち続けた PSGがついに2点目を決める。キリアン・エムバペが電光石火のスピードで追加点を挙げたのだ!守備ラインの低い相手に対し、リーグ・アンの得点王であり年間最優秀選手でもあるエムバペは、今シーズンのリーグ戦27ゴールを達成した(0-271分)。

この勝利はリールを首位から引きずり下ろすには十分ではなかったが、激しい浮き沈みの中、大くの人に感動を与え、国内で2つのトロフィーを手にした感動的なシーズンの終わりに、パリ・サン=ジェルマンの精神的な強さを証明することになっただろう。パリ・サン=ジェルマンは、大きな野心を胸に抱き、クラブの歴史の次の章に向かっていくだろう。