イドリッサ・ゲイェ:「毎年成長している」

インタビュー

パリ・サンジェルマンのイドリッサ・ゲイェがPSG TVにてフランス首都パリでの生活やファンとの関係について語った。

イドリッサ、パリでの生活も1年半となりました。生活には慣れましたか?

最初からとてもうまくいったよ。ここに来てみんなに歓迎された。特にプレスネル・キンペンベとアブドゥ・ディアロとはすぐに仲良くなった。誰とでも非常に仲良くしている。フランスを出た時25歳だったけど30歳で戻ってきた。リーグは大きく変化し、今ではタイトル争いに食い込むチームがおおきく増加している。サッカーは毎日の学びの積み重ねで、自分としては毎年成長していると感じているよ。

今シーズンはロングシュートを2本決めています。努力、それとも本能によるものですか?

これまでずっと取り組んできたことだけど今年はそれほどでもなかった。イングランドにいた時やフランスで始めた時はよく練習していた。今年はパーソナルコーチと一緒に取り組んでうまくいっている。

あなたの息子はユニフォームを着て勝利を祝います。彼があなたの一番のファンであることはどれだけ重要だと思いますか?

彼が実際にそう言ったんだ。パパの一番のファンってね。彼とは毎朝、毎日遊んでいる。成長の最中の子供、彼がどう変化するかは本当に印象的だよ。彼のことを話すとちょっと感情的になるんだ。彼とは非常に強いつながりがあるからね。特別なことで、トレーニングに行くときも彼が毎日ユニフォームを着ていることを誇りに思う。彼は父親が試合に行くと思っているんだ。「パパ、ゴール!」って言うんだ。「今日じゃないよ、明日だよ」と言い返す。試合の日は彼はもっと興奮する。出かける前に走り回り叫ぶんだ。そしてドアを開けてくれる。毎日ユニフォームを着て次の日も来てくれる。だから彼はパリのユニフォームを全種類持っているよ。

若手のエドゥアール・ミシュとシャビ・シモンズの面倒を見ていますね。若い選手たちといい関係を築くことは大事ですか?

そういう性格なんだ。若手とはいつも仲良くやれる。たぶんリール時代の経験からだと思う。若手にとってはトップチームに入るのは簡単なことではない。プロ選手たちに怖気づくこともある。そうするとトレーニングでも自分の実力を存分に発揮できなくなるしチャンスを掴むことができない。彼らがどういう気持ちかわかるし、兄のように彼らがベストを尽くせるように話しかけるようにしている。彼らとはいつも話すし、アドバイスを与えるし、一緒に笑って緊張をほぐし、彼らが全力を出せるようリラックスさせるんだ。

デビューしたミシュのことを喜んでいるでしょう。

本当に誇りに思うよ。若手がピッチに立つたびに嬉しくなるんだ。彼らは才能豊かだけど、もっと自由にプレーするべきだ。周りを恐れる必要はない。自分もそれでキャリアを棒に振るところだったんだ。プロになっても自分は非常に内気でこの世界で必要となるチャレンジ精神がなかった。一方2軍の時は完全に自由にプレーできたんだ。完全に異なる世界で、トップチームにステップアップするのは難しいことだった。だから若手の選手たちに手を差し伸べたいんだ。