PSGウィメン栄光のシーズン

様々な困難があった2020-21シーズンも終わり、6月4日(金)レ・パリジェンヌは史上初のフランス・チャンピオンに輝いた。レ・ルージュ・エ・ブルーの完璧なシーズンを振り返ってみよう。

昨夏、女子チャンピオンズリーグのベスト8という状況が、新シーズンの準備に影響を与えたのは間違いない。スペインでリヨン戦で敗れ、パリジェンヌのチャンピオンズリーグ決勝進出が阻まれた悔しさから一転、彼女達はすぐに気持ちを入れ替え、決意を持って新シーズンに臨んだ。

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調整の為のいくつかの親善試合を経て、シーズンがスタートした。ホームでのグインガン戦は4-1の圧勝だった。第2節では、好調なチーム、ボルドーが我々パリジャンヌを待ち受けていた。オリビエ・エシュワフニ率いるチームは、いくつかのチャンスがあったにもかかわらず、相手の堅実なパフォーマンス(0-0)に阻まれ勝ち点3を得られなかった。 

多少のつまずきはあったものの、希望を失ったわけではなく、毎週のように華麗な勝利を収めていった。パリで4-0で勝利したモンペリエ戦や、イッシーでの14-0の大勝など、チームが頂点に立つ為の戦いが繰り広げられていた。

シーズンの良し悪しを決めるのはリヨン戦、D1アルケマの試合は、第1戦、第2戦ともに決定的なものとなり、レ・パリジェンヌはシーズンの終わりにトロフィーを掲げることになったのだ。パルク・デ・プランスでのカトトのゴールによる1-0の勝利は、今でもシーズンの決定的な瞬間として思い出される。だからこそ、パフォーマンスを継続し、一貫性を保ち、すべての試合に集中する必要があった。そしてそれこそが、パリジェンヌが自己犠牲と勇敢さと共にシーズンを通して徹底したことだ。

当初はシーズン初めに予定されていたが、COVIDや欧州カップ戦などいくつかの理由で延期されていたローヌへの旅が始まった。レ・パリジェンヌは強さを発揮して引き分けに持ち込み、自らの手で運命を切り開いた。

ディジョンを相手に3-0で勝利したこの試合は、パリジェンヌが史上初のチャンピオンになった試合として、今後も記憶に残ることだろう。リーグ戦で20勝2引き分け、無敗という驚異的な記録で締めくくられた、素晴らしい功績、これ以上ないほどの価値あるタイトルだ。