笑顔を取り戻したパリ

試合レポート
土曜日の夕方にアンジェで行われた試合で、パリ・サン=ジェルマンは3試合ぶりの白星を挙げることに成功した。

スタッド・レイモン・コパで試合前に注目を集めたのは、17歳でトップリーグデビューの機会を与えられたロイク・ムベー・ソー。だが試合が始まるとジャンルイジ・ブッフォンの守るゴールに視線が集中する。イタリア人守護神はフラビアン・テの回転をかけたシュート(10分)とステファン・バオケンの至近距離からのシュート(16分)を2つのファインセーブで阻んでみせた。

ボールを支配していたパリ・サン=ジェルマンは、18分にはエディンソン・カバーニの得点が取り消されたが、その120秒後にはダニ・アウベスのパスからネイマールのヘディング弾で先制。このコンビで生み出した得点は今季3点目となった。(0-1, 20分)

前半を終える前にリードを広げられるチャンスもあったが、カバーニのヘディング(38分)はわずかに枠を外れ、リュドビク・ビュテルとの1対1(40分)も決めることができなかった。

だが追加点は後半に入ってから生まれる。ネイマールの左サイドからのクロスにアンヘル・ディ・マリアがヘディングで合わせた (0-2, 58分)

バプティスト・サンタマリアの得点が取り消され(75分)、テのシュートがクロスバーを越える(77分)などチャンスを生み出していたアンジェも最後には1点を返した。キャプテンのマルキーニョスが退場となり(85分)、PKからテが放ったシュートはジジがセーブしたが、リバウンドを押し込まれてしまった (1-2, 87分)。だがパリ・サン=ジェルマンはそのまま逃げ切り、今季リーグアンの36試合目で28勝目となる白星を挙げた。

ピックアッププレーヤー
バンダナを巻いてプレーしたネイマールがリーグアンで初となるヘディングでのゴールを決めた。さらにディ・マリアの得点に繋がるクロスも供給。得点とアシストの両方を記録したのは今季リーグアンで6回目となった。

キーワード:100
ディ・マリアがチームの今季100点目となるゴールを記録。今季リーグ戦では全試合で得点し、1試合平均3ゴールを奪ってきた。残り2試合で、昨季樹立した年間108ゴールという最多記録の更新に挑戦する。

次の試合
来週土曜日にはパルク・デ・プランスでの今季最終戦でディジョンと対戦。前回の対戦ではアウェイで4-0の勝利を収めている。トロフィー授与が行われ、リーグ制覇を祝う試合となる。