笑顔と感動:2019年のPSG財団を振り返る

苦しい状況にある子供たちに幸せをもたらすために設立したパリ・サン=ジェルマン財団は忘れられない2019年という1年を過ごした。

パリ・サン=ジェルマンの財団、チルドレン・ファーストは、社会的や身体的に良くない状況にある子供たちをここ19年間毎年援助してきた。ここでは、そのような子達に病気のことを忘れられるように幸せをお届けしたり、スポーツとその価値を通じて、発展することや団結することを教えている。

子供だけではなく、このプロジェクトを通して財団のトレーニングプログラムの若い教育者たちのプロフェッショナル化の場にもなっている。パリの選手たちもこの財団の奨励者であり、ここでのアクテビティーにおいて、とても重要な役割を果たしている。

今年この財団が行ってきたこととは?

2019年では、430以上ものアクティビティーを実施し、1万8千人以上の子供たちの胸に思い出を刻み込んだ。

今年も財団では、パリ19区の中心とマント=ラ=ジョリーのル・ヴァル・フーレの2ヶ所にあり、128名もの生徒が財団の教師の人と週2回の放課後に通う "Red & Blue" 学校の改善を続けた。スポーツ、ゲームやアクティビティーは水曜日の午後には全ての人にオープンされている。このプログラムは、学内だけでなく、"Red & Blue Holidays"として、クレールフォンテーヌやマルクシなどの特別な場所への校外学習も行われる。

ここでの"Allez Les Filles!"または"Go Girls!"というプログラムでは、財団がスポーツをやる機会があまりない若い女の子たちに、機会を提供したりその参加を積極的に促している。この年間のプログラムの最後には、子供たちにスポーツを続けるように促すのと、楽しいスポーツなどを行う1週間で年度を締める。シーズン中には、女子児童たちはスポンサー契約をしているパリの女子チームの選手たちと交流することができる。

移民へのサポートや移民協会への寄付などに加えて、パリ・サン=ジェルマン財団は、"Secours Populaire Français(フランス国民を救う)" 、"Action Contre la Faim(飢餓に対してアクション)"、と "Mains dans la Mains(手の中に手を)"と"Solidarité(団結)"のチャリティーと締結し、難しい状況を生きている人のためにサポートすることにした。 

2012年から行っているように、財団は引き続きネッカー子供病院にも支援を行っている。ここでも、パリの3つのプロチームが子供たちのお世話をした。プレゼントをあげ、サプライズゲストが登場し、病院で小さなパーティーを開催した:今年もクラブの代表や病気の子供たちの間で笑顔が絶えなかった。

最後に、2019年もクラブは体の不自由な人と、統合や自覚意識という意味合いも含めて、スポーツを通した交流を行った。この障害者スポーツとの契約では、プラン・ドゥ・クラマール・スタジアムに設置されたアダプテッドサッカーの場所で実現された。昨年6月には "Football is More" 国際大会に、他のヨーロッパのクラブの財団の若い人たちとともに、3年連続で出場した。

「2019年の共通の筋道は身体または知的障害者に対する我々のアクションである。毎週彼ら、彼女らに会い、トレーニングメニューを考え、イベントも考える。これを行うことによって、他のプログラムにも統合することであったり、それに対する意識を持つことを導入できる。子供の間でのバリアをなくすためにもね。」とパリ・サン=ジェルマン財団、「チルドレン・ファースト」の代表取締役代理のサブリナ・デラノイ氏が説明した。

子供達のためのレッドカーペット

この財団が一年中、舞台裏で精力的に働く中、子供達をレッドカーペットの上を歩くような本当に素晴らしい体験をさせることもできる。

5月には、今年のハイライトの一つでもあるこどもの日があった。一日を通して、何千もの子供がパルク・デ・プランスで行われるトップチームの練習に招待された。

年間の食事会もハイライトの一つであり、社会的や結束的に公約された選手、スポンサーの方々やコーチ陣など全員が招待された。オークションのおかげで記録的な寄付金が集まり、特別に財団のプロジェクトなどに当てられることになった。

そして、クリスマスが近づくにつれ、ホーム最終節が「財団のための試合」とされ、子供たちがパルクの王子や王女となり様々な経験をした。選手たちがピッチに登場するところから、ウォームアップ、VIPボックスから選手との交流まで…。また、これは財団の会場に足を運べない子供たちが、実際にそこにいるかのような景色をロボットでお届けする場でもあり、このロボットは毎ホーム試合のテレプレゼンスを実現してくれる。

「今晩は、感情や運営の意味でも1年の最高潮だった。子供たちにとっても素晴らしいが、ここで働く人にとってもパッションとプライドを持って行動するのは素晴らしいことなんだ。チームにとっても子供たちが頭の中を夢でいっぱいに膨らませて帰るのを見れたのは良かったと思う。2020年に良い弾みをつけることができたと思う。」とデラノイ氏は締めた。