新旧の世代を繋ぐPSG&ナイキの新サードユニフォーム

パリ・サン=ジェルマンとナイキは、クラブの2019-20サードユニフォームの発表を通してパートナーシップ30周年を祝った。初めて共同制作した過去のモデルに、現代的ニュアンスが加えられたデザインとなっている。

2019-20シーズンのパリ・サン=ジェルマンの全てのデザインがこの重要な一歩を意識したものとなっている。だが9月14日土曜日に行われるRCストラスブールとのホームゲームで初めて着用されるサードユニフォームは、ノスタルジーを新たなレベルへと引き上げるものだ。

ベースとして用いられたのは、1989年にデザインされたクラシックなユニフォーム。白地の上にボタン付きの襟が折り重なる形で乗せられ、シャツを縦に貫く鮮やかな赤と青の縦縞で彩られたデザインだ。

全体的な美観の他にも、今回のユニフォームにはレトロ感のある要素が数多く採り入れられており、サッカー界でも最も長く続くパートナーシップのひとつが開始された当時の時代へとサポーターの意識をいざなう。

特に注目すべきは、1989-90シーズンの前例と同じく、ユニフォームにはナイキ・“フューチュラ”のロゴと、生地から浮き上がるジャカードパターンが用いられていることだ。2019-20シーズンのモデルではこれが斜めの縞の形を取り、「Paris」の文字がデザイン内に薄く浮かび上がっている。

襟首は真珠的光沢を持つ2つの特製ボタンで留められ、そこにもパリ・サン=ジェルマンとナイキの協力関係を記念するデザインが刻まれている。一方、大胆な配色の縦縞の上にはクラブのエンブレムが取り付けられ、誇らしげに際立っている。両方の袖口には小さなトリコロール柄が加えられ、フランスの誇りが表現された。

ユニフォームに添えられるのは白いショーツとソックス。だがソックスは膝から足首にかけて赤と青の輪で彩られる。ショーツにもソックスにもナイキのヴィンテージロゴが刻まれている。

ナイキ・フットボール・アパレル・シニアデザインディレクターのピート・ホッピンス氏は次のように語っている。「パリ・サン=ジェルマンのユニフォーム作品集はサッカーファンにとって宝物庫のようなものだ。だからこそ、過去の名デザインを復刻して我々なりのニュアンスを加えられるというのは、本当に楽しみなチャンスだった。ジャカードパターンやレトロなロゴの素晴らしさを目にしたことが、それを2019/20シーズンのサードユニフォームの全体的なテーマとして用いようという決断に繋がった」