劇的勝利!

マッチレポート:
インターナショナルウィークを終えたパリ・サン=ジェルマンは、ヴィンテージの3rdユニフォームに身を包んだ新たな姿でピッチに立った。ナバスは先発でパルク・デ・プランスデビューを飾り、後半にはエレーラとイカルディも登場。ネイマールも復帰を果たした。

フランス王者は開始から10分ほどボールを支配したあと、シュポ=モティングのヘディングでゴールに迫る(12分)。5-4-1で非常に守備的な布陣のストラスブールも反撃に転じたが、アジョルクのシュートをナバスが指先でセーブ!(18分) 均衡を破りたいPSGはネイマールが35メートルの距離からループシュート(31分)を放ったのに続いて、前半終了間際にも回転をかけたシュートで狙ったがゴール横へ(44分)。ハーフタイムを迎えた時点でパリにはまだ枠内へのシュートがなかった。

ストラスブールの2ラインによる堅固な守備を打ち破るのは非常に骨の折れる仕事だった。閉ざされたドアをノックし続けるパリだが、またもストラスブールにカウンターを許してしまうことになり、アジョルクとの1対1をナバスがストップ(76分)。続いてネイのシュートはセルスがセーブ(77分)。エレーラのハーフボレーは惜しくも枠を外れた(84分)。

試合はアディショナルタイムに突入し、ドローに向かいつつあったが、最後の最後にネイマールが決めてくれた。CKから直接ポストを叩いた(85分)のに続いて、息を呑むような左足バイシクルキックからのシュートがポストを叩いてゴールの中へ!(90+2分、1-0)。パリの10番はさらに2点目を加えたかに見えたが、オフサイドで無効とされた(90+5分)。終盤の驚異的な一撃で勝利を収めたパリは、暫定でリーグアン単独首位に立っている。

注目選手:ネイマール
注目を一手に集めていたブラジル代表は、まさに彼らしい形で、つまりピッチ上でのプレーで完璧に期待に応えてみせた。パリの全ての攻撃の中心となっていたネイマールは、その最後に最高のプレーを繰り出し、見事なフィニッシュで貴重な勝ち点3をもたらした。パルク・デ・プランスでのリーグアンの試合では20試合出場で21点目のゴールとなる。あらゆる意味で最も重要なゴールのひとつとなったことは間違いない。

キーワード:難攻不落
さっそくの起用に応え、すぐにパルクに適応してみせたケイラー・ナバス。クラブの歴史上456人目の選手であり、35人目のGKとなった。わずか90分間でその能力を存分に見せつけ、横っ飛びでのセーブ(18分)と足元での1対1(76分)でアジョルクをストップ。力強い戦いを見せた守備陣がパルクでのリーグ戦3試合連続となるクリーンシートを達成する中で、ケイラーは明らかにスター選手の一人だった。

今後の予定: 
4日後には、PSGは再び愛するパルクのピッチに立ち、欧州の大舞台での新たな戦いをスタートさせる。水曜日(現地時間21時開始)に迎える相手は他ならぬレアル・マドリード。13回の欧州制覇を誇るレアルは、土曜日には本拠地ベルナベウでのリーガの試合でレバンテに3-2の勝利を収めている。PSGの狙いはこれまで通り、ホームで勝ち続けることだ。UEFAチャンピオンズリーグのグループステージのホームゲームでは、PSGは21試合連続で負けていない(2004年から15勝6分け)。