再び軌道に戻ったサッカー、PSGが決勝トーナメント進出へ

火曜日に順延となったチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節の試合が昨日行われ、パリ・サンジェルマンがイスタンブール・バシャクシェヒルを下した。ここでは特殊な状況下で行われたこの試合を振り返る。

ライプツィヒとマンU相手に貴重な勝利を収めたPSGは、チャンピオンズリーグ・グループステージ最終節でトルコのバシャクシェヒルをパルク・デ・プランスに迎えた。

試合は火曜日に行われたが、前半13分に副審によるバシャクシェヒルの黒人スタッフ(ウェボ)に対する差別的発言があったため、中止となった。翌日の水曜日に順延となった試合は、スタジアム内の全員が敬意と連帯感を表す特別なものとなり、PSGとサポーターは差別に対する闘争を支援することを表明した。

第6節エピソード2

サッカーの試合という点では、このゲームは昨日中断された時点から再開され、出場メンバーはそのまま、つまりPSGはトゥヘル監督が選んだ3-5-2の布陣で試合に臨んだ。

しかしこの試合、一日で大きく流れが変わる。バシャクシェヒルにとって何もかかっていないこの試合、PSGはライプツィヒがマンUに勝ったことからグループステージ突破が既に決まっていた。一つだけこの試合で重要だったのは、PSGがグループHを首位突破するかどうかだった。

そしてPSGはその期待を裏切らない。バシャクシェヒル相手に火曜日同様激しいプレーを見せ、ネイマールがボールをもらい、DFを股抜きしゴール右上に素晴らしいゴールを決める(1-020分)。

PSGは試合をコントロールしスムーズなパス回しを見せる。その後エムバペのスルーパスに走りこんだネイマールが2点目を決める(2-038分)。そしてネイマールは直後にPKを獲得、これを今度はエムバペが落ち着いて決める(3-042分)。

後半も同様にPSGが攻勢に出て、この日絶好調のネイマールがチームプレーからフリーでゴールを決めハットトリックを達成する(4-050分)。

バシャクシェヒルが1点を返すが(4-157分)、そのすぐ後にエムバペがまたもやチームの連携から駄目押しとなる5点目を決める(5-262分)。

パリ・サンジェルマンはこの試合の意義、そして相手チームに敬意を表しながら、選手たちの能力、そしてメンタルの強さでチャンピオンズリーグ・グループステージ首位突破を果たした。