公国での第2章で勝利

パルクでの3対3の引き分けの後、トーマス・トゥヘルのチームはルイ2世スタジアムでモナコと再度対戦することになった。再び4-4-2で臨んだが、スタメンに4人(クアシ、クルザワ、キンペンベとダグバ)の新しい顔ぶれを連ね、スタートからボールを奪い素早く攻撃するというゲームプランに忠実に戦った。

早速ルコントがネイマールとゲイェのシュートをセーブすると(2分)、ベン・イェデルのヘッドをナバスが止める(4分)。その後、ディ・マリアがミドルレンジからのシュートで応戦するもキーパーに弾かれ(5分)、モナコはジェルソン・ マルティンスのカウンターでさらに応戦した(5分)。最初の5分で5本のシュートを打った両チームは、日曜日と同様にボックス・トゥ・ボックスで試合を進めていった。

緊張感のある20分間の均衡を破ったのはキリアン・エムバペであった。アンヘル・ディ・マリアからの素晴らしいパスで深い位置に入り込み、ボンディ生まれのフォワードは足の速さを見せつけ、ゴールにシュートを打ち込んだ(0-1、24分)。ホームのチームはすぐさま反撃を試みた。得点の数分後、ナバスがジェルソン・マルティンスのシュートを止めると(27分)、すぐにエムバペがカウンターを試みるが、うまくはいかなかった。その数分後のコラン・ダグバのシュートがオフサイドになっていなければ、リードを広げることができていた(31分)。ネイマールがリードを倍に広げたのは前半終了間際で、カミル・グリクのファウルを受けたレイヴァン・クルザワが獲得したPKを決めた時であった(0-2、45+2分)

ハーフタイム後、パリがゲームを支配し、ホームチームの攻撃を完全に封じた。イカルディのボレーから(56分)ネイマールのカウンターをディ・マリアがフリックしキリアンが少し触りすぎた攻撃(59分)など、パリは3点目を取りに行くためにいくつもの速攻を生み出すものの、リードを広げることができなかった。モナコも怯んでおらず、サイドバックのヒンリヒスやバロ=トゥーレからチャンスを作り出したり(62分)、バルデのシュートは惜しくもオフサイドになってしまう(66分)。

この瞬間、トーマス・トゥヘルが試合を変えることにする。サラビアとヴェッラッティを同時に投入し、直後にその2人のコンビネーションからゴールが生まれる(のちにVARでゴールが認められる)(0-3、72分)。ホームチームはティエムエ・バカヨコが1点を返すものの(1-3、87分)、パリは2点差では満足することなく、最後にネイマールがキリアンを見つけだし、キリアンが左足で2点目を叩き込んだ(1-4、91分)

数日前の拮抗した試合を行ったのち、トーマス・トゥヘルのチームが修正を行い、見事3点を持ち帰ることに成功した。クープ・ドゥ・フランスのロリアン戦を3日後に控えたパリは、首位の座に居続けることになった。