伝説の50の試合:レッズを破る!

パリの50周年を祝う今年、PSG.FRはパリの歴史に残る伝説の試合をプレイバック。今日はパルク・デ・プランスに赴いたリバプールをパリが破る試合だ。

前年に決勝でSKラピード・ウィーンに勝利したパリは(1-0)、今までに誰も成し遂げたことのない記録まであと3試合と迫っていた:カップウィナーズカップ2連覇である。

準決勝ではヨーロッパの強豪がパリの前に現れた。レッズ、そう1980年代初め頃からこの大陸の巨匠であるリバプールである。この試合はサポーター同士のものでもあった。レッズのサポーターは「伝説のサポーター、ようこそ!」というものすごいリスペクトが込められたバナーが掲げられていたオートゥイユスタンドに迎え入れられた。

この1997年当時のリバプールには弱点があり、それをリカルドはわかっていた:センターバックだ。また、リバプールの選手はどこか落ち着きすぎた様子で、ウォームアップも然程せず、パリのモチベーションが上がるばかりであった。試合の序盤からパリがボールを支配し、この試合に対する責任と決意をみせ、そのシーズンのパルクでは滅多に見ることができなかったリズムでプレーしていた。そしてイングランドのGKであるデイビッド・ジェームズに助けられ、コーのアングルショットを詰めたレオナルドが先制点を挙げた(1-0、11分)

レッズはどこに行った?そのような雰囲気が漂う中、イングランドのGKに助けられパリが2点目を奪う。今度はレオナルドがヘッドでコーに折り返し、彼が決めた(2-0、42分)。ハーフタイムで2点差をつけたパリは、あとはこのリードを守るだけであった。

パトリス・ロコはパリの切り札であるシリル・プジェと交代するまでこの試合で終始強い気持ちを見せ続けた(83分)。ソシテ最後の交代が試合を決定づけた:元メスの男が右サイドを切り裂き、中にいたジェローム・ルロワにパスを出し、彼がそれを押し込んだ(3-0、84分)

パリはファーストレグで自分たちのスタイルを貫いてレッズを下した。アンフィールドでは0対2で敗れたものの、決勝に駒を進めることができた!

パリ・サン=ジェルマン - リバプール:3-0(2-0)
カップウィナーズカップ - 準決勝ファーストレグ
1997年4月10日木曜日 - パルク・デ・プランス(Paris)
主審:クリューグ氏
得点者:レオナルド(11分)、コー(42分)、J.ルロワ(84分)
パリ・サン=ジェルマン:ラマ - フルニエ、ヌゴッティ、ル・グエン、ドミ(アルジェリーノ 40分)- コー、ゲラン、J.ルロワ(アルー 87分)、レオナルド、ライ - ロコ(プジェ 83分)。監督:リカルド。
リバプール:ジェームズ - ハークネス、ライト、マッテオ、マカティア - レドナップ、ビョルンビー、J.バーンズ(C)、マクマナマン - ファウラー、コリモア(トーマス 46分)。 監督:R.エヴァンス。