伝説の50の試合:クープ・ドゥ・ラ・リーグ初優勝!

50周年を祝う今年、これまでのクラブの輝かしい功績を振り返っていこう。今日はクラブが初めてクープ・ドゥ・ラ・リーグを制したバスティア戦を振り返っていこう。

1995年5月3日、初めてのクープ・ドゥ・ラ・リーグでパリ・サン=ジェルマンとバスティアが対戦した。パルク・デ・プランスで試合をやることに対してベストメンバーでは臨まないと抗議したコルシカ島からの刺客は、最終的にベストメンバーで試合に臨むことにした。首都を拠点とする側は、ベルナール・ラマとダニエル・ブラボーはそれぞれリュク・ボレリとベルナール・アルーとスタメンを代わった。

たったの2万4663人の観客を前に早速試合が動いた:バスティアのブルーノ・ロドリゲスのシュート(2分)の後、ライのヘディングをポストを掠めて外れていった(3分)。試合は勢いを止めず、ジョージ・ウェアがブルーノ・ヴァレコニーとの1対1に持って行ったがコルシカのゴールキーパーがしっかりと弾いてみせた(8分)。その直後にはロドリゲスに再びチャンスが訪れるがまたもやボレリがゴール前に立ちはだかった。ポール・ル・グエンがコーナーから直接ポストに当て(18分)その後にル・グエンのフリーキックをロシュがヘディングでパリが先制することに成功した(1-0、21分)

バスティアの抗議があったにも関わらずパリのキャプテンはチームメイトを明るく鼓舞していたが、これに負けじとSCBもパリに止められぬよう戦ってきた。するとまたボレリがロドリゲス相手に仕事をし(33分)、さらにはドロブニャクのシュートも防いだ(35分)。パリのゴールキーパーのゴールが破られたのはハーフタイムの直前のドロブニャクのシュートだったが、審判はそれをオフサイドで取り消した(44分)。パリはリードを保ったままハーフタイムに突入した。

後半のパリのパフォーマンスは残念なもので、ウェアとジノラのコンビのパフォーマンスも静かであった。アントワーヌ・コンブアレがドロブニャクのシュートからチームを救い(59分)、監督のルイス・フェルナンデスはル・グエンとブラーボを(58分)、ジノラとパスカル・ヌーマ(60分)を交代した。そしてすぐさまヌーマはシュートを放つがヴァレンコニーに阻まれることになった(62分)。そして、パリはアルーのクロスをライがヘディングした時に勝利を確信した(2-0、84分)

パリはクープ・ドゥ・ラ・リーグの初回を優勝することになり、アラン・ロシュがトロフィーを掲げ、ルイス・フェルナンデスはもの凄く謙虚にインタビューに答えた:「全くもって簡単な試合ではなかった。バスティアは失うものがなく、素晴らしいパフォーマンスをみせた。我々は今シーズン何も勝ち得ていなかったし、もしそのままだったら大きな問題だったと思う。私、選手、オーナー、ファン、みんなにとって大事なものだ」。パリはこの年のクープ・ドゥ・フランスでストラスブールに勝利し(1対0)、史上初でこの2大会の2冠を達成した。

パリ・サン=ジェルマン - SCバスティア:2-0(1-0)
クープ・ドゥ・ラ・リーグ - 決勝
パルク・デ・プランス - 2万4663人(観客)
主審:マルセル・レーネ
得点者:ロシュ(21分)、ライ(84分) 
パリ・サン=ジェルマン:ボレリ - ラセール、ロシュ(C)、リカルド、コンブアレ - ゲラン、アルー、ル・グエン(ブラボー、58分)、ライ - ウェア、ジノラ(ヌーマ、60分)。監督:ルイス・フェルナンデス
バスティア:ヴァレンコニー -ブルニエ、ルクラーク、サンティニ、ドゥブ - ファイエ、カサノヴァ(C)(ルール、17分)、ジアニ、ヴァンドゥカスティーレ - ドロブニャク、ロドリゲス(カマディーニ、82分)。監督:フェデリック・アントネッティ 

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