レオナルドがPSGのスポーツディレクター就任

2011年から2013年にもスポーツディレクターを務めたレオナルド・デ・アラウージョがパリ・サン=ジェルマンに復帰する。

1994年ワールドカップや1997年コパ・アメリカの優勝メンバーでもある49歳の元ブラジル代表は、パリ・サン=ジェルマンに3度目の加入となる。選手としては1996年夏にクラブと契約を交わし、赤と青のユニフォームで46試合に出場。10得点を記録し、チームにとって2年連続となる欧州カップウィナーズカップ決勝進出に貢献した。

1997年8月27日に行われたチャンピオンズリーグ予選のステアウア・ブカレスト戦がPSGでのレオナルドの最後の試合となった。1stレグで0-3の敗戦を喫していたチームがパリで5-0の勝利を収めて逆転したその試合では、レオの4アシストがパルク・デ・プランスを熱狂させた。その後2003年にミランで現役生活を終えたレオナルドは、そのミランでスポーツディレクター(2003~2009年)、監督(2009~2010年)、再度スポーツディレクター(2018~2019年)を務めた。

2011年にはレオナルドはパリ・サン=ジェルマンに再加入し、カタール・スポーツ・インベストメンツが経営を引き継いだクラブの新たなプロジェクトの基礎を築いた。2年間の任期中に、パリ・サン=ジェルマンは2013年のリーグアン優勝のタイトルを獲得。ファンが19年間待ちわびていたタイトルだった。

契約を交わすにあたり、レオナルドは次のようにコメントしている。「パリ・サン=ジェルマンにもう一度戻ってこれたことを嬉しく思う。このクラブは私のサッカーキャリアにおいても人生においても大きな存在だった。90年代後半には選手として、また2011年にクラブに戻ってからはスポーツディレクターとしてナセル・アル=ケライフィ会長とともに、本当に感動的な時間を過ごすことができた。深い敬意を抱くこのクラブに今日また戻ってくることができて、エネルギーに満ち溢れている」

パリ・サン=ジェルマン会長・CEOであるナセル・アル=ケライフィは次のように語る。「レオナルドがパリ・サン=ジェルマンに戻ってくる姿を見るのはいつでも特別な瞬間だ。“レオ”はクラブの歴史の一部であり、我々のプロジェクトの初期にスポーツディレクターとして彼が果たした役割は誰もが知っている。パリ・サン=ジェルマンは彼にとっていつまでも家族であり続けていた。再び彼を迎え入れられることを嬉しく思う。彼の熱意と才能はクラブをまた新たな野心的なサイクルへと導いてくれるはずだ。パルク・デ・プランスのファンの心の中には常に“レオ”が存在していた。この再会がファンに幸せをもたらしてくれると確信している。レオナルドにはPSGの世代間を繋ぐ力がある。来年にはクラブ設立50周年を迎えることもあり、さらに特別な意味のあることだ」