リーグアンのシーズンを数字で振り返る

リーグアンで様々な記録を更新した今季のパリ・サン=ジェルマン。特に注目すべきいくつかの数字を紹介する。

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パリ・サン=ジェルマンはシーズンを通してホームゲーム全てを無敗で終えた。今季の欧州5大リーグでは他にリバプールとユベントスのみが達成。PSGにとっては1985/86シーズン、1993/94シーズン、2014/15シーズン、2016/17シーズンに続いて5回目となる。

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トーマス・トゥヘル監督は、2007/08シーズンにベルント・シュスター監督の率いたレアル・マドリーが優勝して以来11年ぶりに、(ブンデスリーガを除く)欧州5大リーグで優勝したドイツ人監督となった。勝率は76.3%(38戦29勝)を記録し、過去にトップリーグでPSGを率いた監督の中で最も高い。

9

1月19日のギャンガン戦(9-0)は、パリ・サン=ジェルマンにとって今季最大の勝利となった。2016年3月13日にアウェイでトロアに9-0の勝利を収めた試合に並ぶクラブタイ記録でもある。

33

今季のパリ・サン=ジェルマンは33試合を終えた時点でタイトル獲得を決定。わずか30試合で優勝を決めた2015/16シーズンに次ぎ、20チーム制のトップリーグでは史上2位の速さでの優勝となった。また開幕から14連勝を飾ることで、欧州5大リーグにおける新記録も達成した。

33

キリアン・エムバペは33ゴールでリーグアン得点王に輝いた。史上最年少での年間30ゴール到達であり、21世紀では欧州5大リーグの1シーズンで最多の得点数を記録したフランス人選手となった。今季の5大リーグでこれ以上のゴールを挙げたのはリオネル・メッシ(36点)のみ。リヨンに5-0の勝利を収めた10月7日の試合ではエムバペは4点を叩き出し、リーグアンの過去45シーズンでは最年少で1試合4ゴールを記録した選手となった。

38

パリ・サン=ジェルマンは今季のリーグ戦全38試合で得点を記録。フランスのトップリーグで初めてこの快挙を成し遂げたチームとなった。

91

パリ・サン=ジェルマンは勝ち点91でシーズンを終了。2015/16シーズンのPSG(96)、2016/17シーズンのモナコ(95)、2017/18シーズンのPSG(93)に次ぐ歴代4位の記録だった。その結果、クラブ8度目となるリーグ優勝のタイトルを獲得(過去には1985/86、1993/94、2012/13、2013/14、2014/15、2015/16、2017/18の各シーズンに優勝)。フランスでこれを上回る回数のリーグ優勝を達成しているクラブはサンテティエンヌ(10回)とマルセイユ(9回)のみ。

105

パリ・サン=ジェルマンは合計105得点でシーズンを終了。2017/18シーズンに挙げた108得点に次ぐ記録であり、今季の欧州5大リーグでは最多得点数だった。得点を挙げた選手はリーグアン最多の17人。15得点以上を記録した選手は3人(エディンソン・カバーニ、キリアン・エムバペ、ネイマール)で、これは欧州5大リーグで最多だった。ネイマールは12月2日に通算わずか32試合出場で30得点に到達し、過去45年間のリーグアンにおけるどの選手よりも速い記録となった。