マルコ・ヴェッラッティ:「終盤のタイトル争いは激しくなる」

インタビュー

パリ・サンジェルマンのMFマルコ・ヴェッラッティが自身の目標と現在のPSGの状態について語った。

マルコ、リーグ戦では激しい首位争いが繰り広げられています。今シーズンについてどのような印象を持っていますか?

「簡単なシーズンはないと思うけど、今シーズンはこれまで達成してきたことがどれだけすごいことかを考えさせられる。これまで多くの試合に勝ち、2位と10ポイント差をつけることもあった。今年はスポーツだけではなく、全体的により難しく、コロナウイルス感染や負傷が多発した。どのリーグも同じような状況にあると思う。終盤のタイトル争いは激しくなるだろう。PSGもまだタイトル獲得圏内にいる。リーグ戦残り12試合すべてが決勝のようなもので、チャンピオンズリーグとフランスカップもある。成功を収めるためには全力を尽くさないといけない。選手たちはピッチ上で100%の力を出している。うまくいく時もそうでない時もあるけど、PSGのようなチームは最後の最後までタイトル獲得のために闘い続けないといけない。」

マルコ・ヴェッラッティ

土曜日はアウェーにて現在リーグ最下位で7連敗中のディジョンと対戦します。楽勝できると油断すると危険だと思います。

「そうだね。相手は失うものは何もない。PSGは他の試合やリーグの順位を考えずにピッチに立つべきだろう。100%の力を出す必要がある。PSGの方が強くトッププレーヤーもいるから勝てるはずだけど、それはピッチ上で証明することだ。簡単にいくと思ったらそれは大間違いだ。90分間激しいプレーでPSGにとってカップ決勝と言えるこの試合に勝たないといけない。」

バルセロナとの第2戦について考えていますか?

「そんな余裕はないよ。リーグ首位だったらバルセロナのことだけを考えられるだろうけど、現状ではできない。ディジョン、ボルドーとの試合、そしてフランスカップについて考えないといけない。PSGにとって非常に大事な試合だからね。」

バルセロナとの第1戦であなたは完璧なパフォーマンスを披露しました。ピッチ上でもそう感じましたか?

「バルセロナで4-1で勝ったということは、殆ど完璧な試合ができたということだと思う。運が良かったから勝てたわけではなく、チャンスをつくりよく守った。ポゼッション時もオフ・ザ・ボール時もみんなで走ったしとても良い試合ができた。監督は試合向けてしっかりと準備をしてくれ、それが試合を支配することに繋がった。敗戦から学びピッチ上で数年前よりも成熟したチームであることを示さないといけない。90分間100%の力を出せば今シーズンもいい結果が出るだろう。」

最後にキリアン・エムバペの1点目について話してくれますか?あなたはエリア内でCFのポジションにいました。どのような流れだったのでしょう?

「今の監督の下ではより自由に動いて、スペースに走ったり前線に上がったりできる。いくつかのチャンスではエリア内に入ることもあったし、そうするとアシストもしやすくなる。キリアンに完璧なパスを出す必要があった。トレーニングで試していることで、毎日学んで時間とともにもっと良くなっていくことを願っている。」