ブッフォン「チームのために」

インタビュー

パリ・サンジェルマンとレンヌが対戦するクープ・ドゥ・フランス決勝を前に、イタリア人GKが試合への展望を語るとともに、クラブでの1年目を振り返った。

ジジ、フランスで9ヶ月を過ごしてどうですか?

「素晴らしい経験だよ。最高の街で9ヶ月を過ごすことができたし、誰もが愛情を持って温かく迎えてくれた。ここに来る選択をしたことに大満足だ」

パリでの経験は自分にとってどう良かったと思いますか?

「違う世界に向き合ってみたいと思っていたし、今までにない経験から学んでみたいと思っていた。パリではまさにそれが可能だった。今では、ここに来た理由を全て達成することができたと言える。フランス語を学べたことも将来へのプラスになるはずだし、自分への自信にもなる。すごく大事なことだった」

新記録の14連勝でスタートするなど、素晴らしいシーズンでしたね

「たとえ最強のチームでも、勝ち続けるため、正しい答えを出し続けるため、良いプレーを続けるためには心身ともに大きなエネルギーが必要だ。単純に最強のチームだから優勝できたということじゃなく、全員がプロ意識と誇りを持って、練習でも試合でもチームのために尽くしてきたからこそだ」

2人のNo.1がいるチームでプレーするのは初めての経験では?

「確かに初めての経験だと言える。僕にとっては不慣れな状況だが、喜んで受け入れたよ。他の選手たちと一緒に自分がチームの一員だと感じたいし、監督の選択がみんなにとってプラスになるのであれば受け入れる。アルフォンスもセバスティアンもトーマスも、みんなで本当に素晴らしいユニットになることができた。それこそがGKである僕らにとって最大の勝利だと思う」

クープ・ドゥ・フランス決勝が迫っていますが、リーグアンとの違いは?

「一発勝負の決勝だから、38試合のリーグ戦のように差がつくことはない。決勝では何が起こってもおかしくはない。退場者が出たり、負傷者が出たり、シュートがポストを叩いたりだから十分な注意が必要だ」

レンヌについてはどう思いますか?

「すごく危険なチームだと思う。リーグ戦では3-14-1で勝てたけど、すごく難しい試合だった。リーグアンの水準の高さには驚かされたよ。実際にここにいなければ、パリ・サンジェルマンだけだと思ってしまうかもしれない。だが実際にはリールやリヨン、レンヌ、それにストラスブールも、セリエAでも十分良い戦いができると思う」