フランスカップR32進出

パリ・サンジェルマンはフランスカップでモイーズ・キーンの得点によりカーンを0-1で下しR32進出を決めた。コンパクトなプレーで全体的によく試合を支配したPSGが次の試合に駒を進めた。

マルセイユ戦から3日後にノルマンディーで行われた今季のフランスカップ初戦。何人かの主力選手が欠ける中、マウリシオ・ポチェッティーノはこの日キャプテンマークをつけたネイマールを含めた11人で試合に臨んだ。

前半は均衡した試合となり、序盤からPSGが相手陣でスペースを突こうとするが、カーンも堅い守りでリスクを冒さない。PSGは極寒の中行われたこの試合、相手を攻略するためには辛抱が必要だと悟る。ネイマールがチームを率い相手にプレッシャーをかけ、彼の驚異的なプレーからジュリアン・ドラクスラーがヘディングシュートで先制点に近づく(41分)。

後半に入るとPSGはリズムを掴み試合を支配するようになり、左サイドでボールを受けたn英マールが完璧なクロスを上げる。それに反応したモイーズ・キーンがボールをゴールに押し込み先制点を挙げた(0-149分)。

キーンは持ち前のスピードで追加点のチャンスをつくる。レアンドロ・パレデスのエリア内への正確無比なパスからキーンがシュートを打つが、これは相手GKペアンにセーブされる(52分)。

PSGは安定した守備を見せ、カーンの終盤の反撃にも動じない。前半4分と15分にセルヒオ・リコは相手のロングシュートを止め、74分にはアレッサンドロ・フロレンツィがチームをピンチから救う。後がなく一斉に攻撃に出たカーンに対し、途中出場したキリアン・エムバペがカウンターからチャンスをつくるが(64分、70分、89分)、結果は変わらなかった。

きっちりと仕事をこなし、結果を出したPSGがフランスカップのR32進出を決めた。様々な大会に臨むPSGだが、フランスカップ初戦も順調なスタートを切った。