パリが勝ち星でパルクを温める

リール戦の勝利から2週間近く経ち、パリは凍える中(キックオフ時は1℃)でパルクに戻り、すぐに主導権を握る。キリアン・エムバペが最初のチャンスを狙うと(5分)、アンヘル・ディ・マリアがトーマス・ムニエのクロスからシュートを打つが、決めきれない(7分)。しかし、深くコンパクトに守ってきたナントを相手にパリは苦労することになる。スタメンに復帰したクルザワからのクロスをキリアンが上手く合わせるが、ジロットがギリギリのところで防ぐ(24分)!

すると、再び上がってきたムニエのクロスにエムバペが飛び込むなか(28分)、ナバスもブラスのシュートを阻むことになる(30分)。ハーフタイム直前にネイマールがパリにリードを与えるかと思ったが、VARによってゴールが認められなかった(40分)。その直後もパリの10番はラフォンにシュートを防がれることになった(45分)。

パリは後半開始直後からギアをあげ、キリアンの強烈なシュートはラフォンに阻まれることになった(50分)。2分後、パリはディ・マリアの今季7つ目のアシストからヒールで華麗に流し込んだエムバペのゴールで先制をする。(1-0、52分)。ナントも追いつこうとルーザが遠目からゴールを狙うが、ナバスに防がれる(59分)。 

トーマス・トゥヘルのチームは、イカルディに対してのラフォンのファウルによって得たPKを、ネイマールがしっかりと決めたことで勝利を確実なものとした(2-0、85分)。ロスタイムには、パロワのヘッドをナバスが息の根を止めるようなセービングを見せると、パリはカバーニのカウンターで3点目を狙いに行った(90+3分)。試合数が1少ないパリは、この勝利で2位と5点差をつけた。

今節の男:キリアン・エムバペ

先週のレアルとの試合で公式戦100試合出場を記録したエムバペは、今節でクラブでの71ゴール目を記録し、アルゼンチンのレジェンドであるカルロス・ビアンキと歴代ゴール記録で並び、TOP10入りを果たした。