パリがクープ・ドゥ・フランスを順調に勝ち進む

リーグ・アンでリールを破った(0対2)3日後、パリはポーへ向かい、クープ・ドゥ・フランスのベスト16を戦った。パリの2対0での勝利を振り返ってみよう。

トーマス・トゥヘルはガラッとスタメンを変更しスタッド・デュ・アモーに登場した。だが、試合開始と同時に、パリはすぐさま試合にスイッチを入れた。

ユリアン・ドラクスラーのフリーキックがゲンドゥーズに止められた(8分)のを除けば、最初の15分間はお互いに様子をみる展開となった。セットプレーやカウンター攻撃の間では、ポーはパリの選手たちを倒すために持っている攻撃手段を総動員した。一方、パリはボールを奪い、ポーのディフェンスを倒そうと試みた。このそれぞれのプレースタイルの衝突は試合の雰囲気を作っていった。

最初の希望の光は賢いチームプレーから生まれることになった。レアンドロ・パレデスはマウロ・イカルディからボールを受け、左足でセーブ不可能なシュートを放ち、ゴールにボールを沈めた(0-1、25分)。彼の初ゴールは、パリで初めてキャプテンマークを巻いたこの日に生まれることになった。アンデル・エレーラのシュートとレイヴァン・クルザワのボレー(35分)、そしてサラビアのこぼれ球(36分)の後、わずかなリードのままハーフタイムに入ることになった。

同じ状況は後半も続いた。パリは引き続き格下相手に試合を支配し、ピッチ全体でアグレッシブさを表現しようとした。そして、次に点を取ったのはやはり赤と青の戦士たちであった。レアンドロ・パレデスから始まった一連の流れでのマウロ・イカルディのクロスのクリアはあまり良いものではなかった。良い位置にいたパブロ・サラビアは、そのこぼれ球を近い位置から確実にゲンドゥーズのゴールに決め、クープ・ドゥ・フランス3試合で4ゴール目を決めた(0-2、53分)

もちろんホーム側のチームは巻き返しを図った。ヤンクバ・ジャルジュはフリーでゴール前でボールを受けたが、バランスを崩し、リコのゴールから得点を奪うことができなかった(67分)。ジャルジュはまたチャンスがあったが、ヘディングをイカルディにクリアされる(70分)。アウェイ側は、ダグバ(膝の怪我)、エレーラとシュポ=モティングはそれぞれミッチェル・バッカー、マルコ・ヴェッラッティとイドリッサ・ゲイェと交代し、最後の10分の間、パリはホーム側を沈めるこに成功した。

勇敢な相手にプロフェッショナルなパフォーマンスを見せたパリは、クープ・ドゥ・フランス準々決勝へのチケットを手に入れることになった。忙しいスケジュールの中で18連勝を達成したパリジャンたちは、ようやく首都に戻り、リーグ・アン第22節のモンペリエ戦を戦うことになる。