パリ、徐々に元の形へ

鍵となった瞬間


13日間の中断期間の後の試合だったが、パリは直ちにリーグ戦へと気持ちを切り替えていた。彼らは、すぐ活気あるプレーをみせ、キンペンベとディアロのシュートを相手キーパー、ウォルター・ベニテズが止めるところから始まった(3分)。そのアルゼンチンの選手は頼りなかったが、同国出身の2人、ディ・マリアとイカルディが協力して先制点を奪った:後者がパスを出し、前者がゴールへとの流し込んだ(0-1、15分)。その後、パレデスがニースのキーパーにまた阻まれたが(18分)、直後にムニエからボールを受けたディ・マリアがアウトサイドキックで相手ゴールに流し込み2点目を奪った(0-2、21分)。ディ・マリア(33分)、キンペンベ(36分)、そしてチアゴ・シウヴァ(40分)はそれぞれ前半に相手を引き離すチャンスはあったものの決めきれなかった。

後半はビジターにとって前半ほどうまくいくものではなかった。ピエール・レース=メルがナバスにシュートを弾かれると(48分)、イカルディ(50分)とヘディングシュートが惜しくもバーに当たったマルキーニョスが反撃した(60分)。イグナティウス・ガナゴが一点を返すが(1-2、67分)、ホームチームの反撃はウィラン・シプレン(74分)とクリストフ・エレル(77分)の2人の退場によって終わることになった。2人のアドバンテージをもらったフランスのチャンピオンは、スペースに余裕ができ、途中から出てきたエムバペが勝利を確実にするゴールを決めると(1-3、88分)、イカルディが最後に得点者一覧に花を添えた(1-4、90+2分)。アウェイ5試合中4試合勝利のパリは、2位のナントと勝ち点差を5に広げた。

今節のパリジャン: アンヘル・ディ・マリア

"El Fideo"6分半の間でニースを勝利から遠ざけ、リーグ・アンで7回目の1試合2得点を記録した。彼は2019年のリーグ・アンで13ゴールを記録していて、20ものゴールに絡んでいる。

今節の言葉:旅

メスだろうと、リヨンだろうと、ボルドーだろうと、アリアンツ・リヴィエラに行こうとどこ行っても同じ。パリはアウェイでのここ24試合すべてでゴールを決めている。この記録はセダン(32試合)とランス(26試合)についでリーグ・アン史上3番目に多い。コート・ダジュールへの「旅」は今シーズンでいちばんのものとなった。

次節

次節はクラブ史上初となるCLアウェイ4連勝をかけて、火曜日にパリがベルギーのブルージュへ赴く(21:00キックオフ)。ベルギーの相手チームと4ポイントの差がある1位のパリは、グループリーグ突破を近づけるためにブルージュの公式戦6連勝を終わらせにいく。