ナバスがPSGと4年契約

パリ・サン=ジェルマンはGKケイラー・アントニオ・ナバスがレアル・マドリードからの移籍で加入することを発表する。コスタリカ出身のGKは2023年6月30までの4年契約を交わした。スペイン国籍も保有するナバスは、パリ・サン=ジェルマン男子チームでプレーするクラブ史上初のコスタリカ人選手となる。

ナバスはサン・イシドロ・デ・エル・へネラル出身の32歳。コスタリカのデポルティボ・サプリッサで育ち、2005年にプロデビューを飾った。サプリッサでは6回の国内選手権優勝とCONCACAFチャンピオンズリーグ優勝(2005年)を達成し、その後スペインへ移籍。アルバセテ(2010-2011、36試合)とレバンテ(2011-2014年、70試合)に在籍した。

コスタリカ代表(88キャップ)でもあるナバスは、2013-2014シーズン終了後にはラ・リーガの最優秀GKに選出され、その後レアル・マドリードへと移籍。マドリードではラ・リーガ104試合、チャンピオンズリーグ39試合を含めて5シーズンで162試合に出場した。マドリードではチャンピオンズリーグ優勝3回(2016年、2017年、2018年)、クラブワールドカップ優勝3回(2016年、2017年、2018年)、UEFAスーパーカップ優勝2回(2014年、2017年)、ラ・リーガ優勝1回(2017年)、スペイン・スーパーカップ優勝1回(2017年)と数多くのタイトルを獲得している。

3度目の欧州タイトルを手に入れた2017-2018シーズンの終了後には、UEFAによりチャンピオンズリーグ最優秀GKおよび年間最優秀GKに選出された。代表チームでは2014年ブラジルワールドカップで準々決勝に進出。コスタリカはイタリアやイングランドも入っていたグループを首位で突破し、8強まで勝ち進む快進撃を見せた。ケイラーはこの大会でドイツのマヌエル・ノイアーに次ぐ最優秀GK2位に選出された。

契約にサインを交わしつつ、ケイラー・ナバスは次のようにコメントしている。「パリ・サン=ジェルマンと契約することができて、本当に興奮している。スペインでの経験を経て、大きな希望を抱いてフランスにやって来た。パリ・サン=ジェルマンはラテンアメリカでも本当によく知られたクラブで、このクラブが数年前にスタートさせた冒険に自分も参加できるのを楽しみにしている。パリ・サン=ジェルマンがまた新たなタイトルを勝ち取る助けになれるように、自分の経験とプロ意識を出し切って全力を尽くすつもりだ。情熱的なパリのファンの心も掴むことができるように頑張りたい」