トーマス・トゥヘル:「ここにいられて嬉しい」

UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝のアタランタ戦は、リスボンのエスタディオ・ド・スポルト・リスボン・エ・ベンフィカにて8月12日水曜日午後9時(日本時間13日午前4時)より開催される。パリ・サン=ジェルマン指揮官が試合前日にメディアからの質問に答えた。

アタランタ

「アタランタは特別なチームであり、非常にフィジカルが強い。極めて独特なスタイルで、ピッチ全体で1対1を仕掛けてくる。相手陣内に選手7人を上げて攻め込んでくる。戦いにくい、難しい相手だ。大量得点を奪える力がある。大きな挑戦になることは間違いない。スペースを見つけられるチャンスは常にあるので、我々も素晴らしいパフォーマンスを見せなければならない。戦術面が重要な試合になるし、しっかり考えなければならない。これまでの2日間の練習の中で見せてきたのと同じようなスピリットで戦うことが必要だ。集中力を持ち、良い雰囲気の中で選手たちが競い合ってきた。笑顔を失うことなくプレーするべきだ」

ドルトムント戦

「1stレグを終えたあと、その後の10日間で、チームとして成長することができたと感じられた。選手たちやコーチングスタッフの間に強い団結感が感じられ、ドルトムントに対して状況を逆転できる力を見せようという決意があった。負傷者もいたし、前日に無観客試合での開催が発表されるという状況でもあったが、やり抜くことができた。我々にとって強い自信に繋がる勝利であり、大きな一歩を踏み出すことができた。残念ながらそのまま戦い続けることはできなくなったが、今回も可能な限り最善の準備をして、本当に強い精神を生み出すことができたと感じている。もう一度進み始めるために、2つの決勝戦に勝てたことは大事だった。優位が予想される状況で決勝戦を戦うのは決して簡単ではない。選手たちのメンタル面にとって大きな挑戦であり、この大会に向けて非常に意味のあるものだった。自信を抱いてはいるが、過信ではない。難しい試合になるはずだが、我々にも戦える力がある。今ここにいて、この試合を戦えることを嬉しく思っている」

マルコ・ヴェッラッティとキリアン・エムバペ

「マルコについては我慢強く待たなければならない。先週は走ることもできなかった。月曜日にランニングを再開したところだ。練習中に怪我をしてしまったのは非常に不運だったが、スプリントできる状態に戻ったのは良いことだ。キリアンについては、火曜日にしっかり練習ができた上で全てが順調だったとすれば、水曜日のメンバーに入ることになるだろう」