トップ争いをするパリとリールがお互いを潰し合い引き分けに

第16節ではパリ・サンジェルマンとリールが対戦し、0-0の引き分けに終わった。簡単に試合を振り返ってみよう。

PSGにとっては大事な試合となった日曜のリール戦。年末にリーグ首位のリールと今季まだ負けのないアウェーの地で対戦した。トーマス・トゥヘル監督は3-5-2の布陣で、フォワードにディ・マリアとキーンを起用した。

試合開始から両チームとも激しいプレーで、PSGは集中力を高めリールにプレスをかけ、相手のロングパスからの素早い攻撃に対応する。8分のプレーなど、カウンターを得意とするリールの攻撃陣には警戒を高める必要があった。前半30分までは中盤で激しい競り合いが繰り広げられ、両チームともに決定機が訪れることはなかった。

中盤に上がり高い位置からプレッシャーをかけるマルキーニョスがチームを牽引し、ラフィーニャとディ・マリアのコンビでチャンスをつくる。25分にはラフィーニャがヘディングシュート、31分にはディ・マリアがFKからゴールを狙うが得点とはならない。

前半PSGがプレッシャーをかけ2つのチャンスをつくるが、マイク・メニャンが古巣の得点を阻む。後半に入ってもPSGが試合を支配し、モイーズ・キーンが3回チャンスをつくる(515558)。PSGは諦めることなく、ラフィーニャとマルコ・ヴェッラッティがチャンスをつくり、疲れることを知らないアレッサンドロ・フロレンツィも右サイドから攻撃に参加する。

しかし、ディフェンス面でも集中力を切らすことなく、78分にはプレスネル・キンペンベがブラク・ユルマズのカウンターをタックルで止める。そして最後の10分間出場したキリアン・エムバペが何度か相手ディフェンスを突破しようと試みるが、結果はそのままスコアレスドローとなった。

PSGは今年最後のリーグ戦を前に、強敵相手に勝ち点1を獲得した。水曜日、PSGはパルク・デ・プランスでストラスブールと対戦する。この試合後、現在まだどの大会でも敗退のないフランス王者はやっと束の間の休息を取ることができる。