トゥヘル監督:「早く選手たちに会いたかった」

選手たちとともに練習場に戻ってきたトーマス・トゥヘル監督にPSG.TVがインタビュー

メンバー全員を再び率いて戦うことが待ちきれない様子だったトゥヘル監督。週の前半にはフィジカルテストとメディカルテストが行われたため、ピッチ上でのトレーニングを再開するには木曜日まで待つ必要があった。

 

「早く選手たちに会いたかったよ。再開は嬉しいが、まだ5~6人の小グループでのセッションだけだ。全員で一緒には練習できない。それでもみんなピッチに戻ることができて嬉しそうだ。これから5試合で3つのタイトルを目指すことになる。まずは2つの国内カップ決勝だ。異例の状況だが準備の時間はある」

 

「まずは戦術よりも、チームとしての一体感を取り戻すことが最優先だ。家でのトレーニングとは全く異なるので、我慢強く練習を重ねてコンディションを戻していく必要がある。慌てずに、シューズやピッチやボールの感覚を取り戻すことだ。練習には10人ほどのグループで練習できるようになってほしい」

「隔離中に選手たちと話をすると、誰もが同じことを言っていた。家族と一緒にゆっくりする時間を持てたのは良かったが、数週間もすると長くなりすぎて、サッカーが懐かしいと。それは私も同じだった。だから戻ってくることができて本当に嬉しい。また一緒に笑い合って一緒にプレーすることができる」

 

「2つの国内カップ決勝で勝つために可能な限りコンディションを高めたい。それからチャンピオンズリーグ再開まではまだ2週間あるので、準備を整える時間はある。最初の目標は2つの決勝戦に勝つことだ。前例のない状況だが、現状に合わせてやり方を見つけていくのが我々の仕事だ」

「過去に例のない異常な状況となったので、リーグ打ち切りの決定に異論を唱えることはできない。全員の健康こそが何よりも大事なことだ。政府が社会のために下した決定であり、私はそれを評価する立場にはない。これから8月に向けてパフォーマンスを発揮できるように工夫していくしかない」