チアゴ・シウヴァ、永遠のキャプテン PSG

赤と青のユニフォームを、そしてキャプテンマークを誇り高く身につけた8シーズンを経て、チアゴ・シウヴァはパリ・サン=ジェルマンに別れを告げる。情熱、決意、プロ意識…。“オ・モストロ”はあらゆる資質を示しクラブの歴史に残る存在となった。

315試合に出場し、クラブ史上最多の293試合でキャプテンを務めた。チアゴ・シウヴァはまさにパリ・サン=ジェルマンの歴史に消えることのない足跡を残した。実に25個に及ぶタイトル数を誇っている(リーグ・アン7回、クープ・ドゥ・フランス5回、クープ・ドゥ・ラ・リーグ6回、トロフェ・デ・シャンピオン7回)。

マルコ・ヴェッラッティと並んで、チャンピオンズリーグの出場試合数もパリ・サン=ジェルマンの最多記録を保持。欧州のクラブ最大の大会で通算60試合を戦ってきた。

またチアゴはリーグ・アンで通算9得点、公式戦合計で17得点を挙げた。。同じ期間中のリーグ・アンでこれ以上の得点を記録したDFはマルキーニョス (14点)とマクスウェル(11点)のみとなっている。

2015年3月11日、スタンフォード・ブリッジでのヘディング弾は決して忘れられない。延長戦の末にパリをチャンピオンズリーグ準々決勝進出へと導いたゴールだった。近年のクラブの素晴らしい思い出のひとつとして記憶に残っている。

“オ・モストロ”の完璧なディフェンス、クラブやユニフォームやチームカラーへの思い、クラブをサッカー界の頂点へと導いていく彼の誇り高さはサポーターたちの記憶に永遠に刻み込まれる。

パリ・サン=ジェルマンのナセル・アル=ケライフィCEOはチアゴに次のようなメッセージを送っている。「チアゴ、8年間ありがとう。君は決して忘れられない思い出とリーダーシップとコミットメントを残してくれた。偉大な選手の一人であり、PSGのレジェンドとして永遠に語り継がれていく存在だ。今後の新たな冒険に向けて君と家族に心から幸運を祈りたい。今後も我々のファミリーの一員であり歴史の一部だ。メルシー、キャプテン」