セルヒオ・リコ: 「私の唯一の目標は再びサッカーをプレーすること」

インタビュー

ナセル・アル・ケライフィ会長が金曜日にセビリアを訪れ、セルヒオ・リコに会った。PSG TVはこの機会にスペイン人キーパーにインタビューした。インタビューはこちら

まずは始めに。セルヒオ、元気ですか?

「はい元気です。まだ医師の厳しい監視下にありますが、神様のおかげで私の回復は順調に進んでいます。

でも、嬉しいことに、この初期の回復フェーズを家で行うことができると医師たちが言ってくれました。家族や妻のアルバ、友人たちと一緒に家で過ごすことができるので、私は幸せです。日に日に前進していることがわかります。毎日、状況が改善していることを感じ、少しずつ強くなっているのを感じます。

もちろん、まだスポーツはできませんが、それ以外は満足しています。」

5月28日に何が起こったのを覚えていますか?

「正直言って、事故の瞬間や、病院で昏睡状態になっていた日々は覚えていません。

私は完全に意識を失っていました。でも、目を覚ましてからは、以前の事故を含めてすべてを完璧に覚えています。今の目標は前進し続けること、毎日進歩することです。私は順調に元気になってきているし、どんどんできることが増えてきています。

今、私が最も愛しているスポーツを再開するため、医師の許可を得られることを願っています。」

あなたは長い間病院にいましたが、目を覚ました時、どんな気持ちでしたか?

「正直に言うと、最初に思ったのはサッカーでした。私は幸運にも、脳の問題や記憶の問題などは持っていませんでした。目を覚ましたとき、私は周りのすべての方々、家族、アルバ、友人たち、みんなのことをしっかり覚えていました。だから、私の最初の考えは、再びサッカーをすることができるかどうかでした。私は病室のベッドに横たわり、動くことができず、周りにはケーブルや点滴がたくさんありました。最初はに思ったのは、「またサッカーをプレーできるのかな?」という疑問です。医師たちに最初に尋ねた質問でもあります。」

やはり最初に思ったのはサッカーのことで、またプレーすることができるのかということだったのですね?

「はい。私は生まれてから今まで、サッカー以外のことは何もしてこなかったので、サッカー以外のことなんて、考えられたものではありませんでした。実際に、私がこれまでしてきたことは全てサッカー関連のことばかりでした。だから、私はすぐにサッカーのことについて考えました。」

再び目を開けたとき、最悪の状況にあると実感しましたか?

「実際、私は事故のことや眠っていたときのことを覚えていないので、起きたことの深刻さをあまり理解していませんでした。その後、私の家族や友人たちがみんな病院に来て、とても心配していて、私の元へ来るときに何人かが泣いていたと言われました。
みんなが状況を説明してくれるので、何が起こったのかを理解していくことにはつながりますが、事故について何も覚えていないので、私に何が起きたのかは未だにわかっていません。」

過去数ヶ月間で多くの応援メッセージを受け取りましたね…

「応援のメッセージを見るとやはり感動しますね。私のチームメイトやクラブの方々、会長、ルイス・カンポスや皆さんからたくさんのメッセージを受け取りました。クラブの全員が私の支えになり、力となるメッセージを送ってくれました。特に夏休みに、私へのメッセージのために時間を割いてくれました。それにはとても感動しましたね。また、チームメイトたちがしてくれたことや、ゴールのお祝い、私のシャツを着ていたことも感動しました。ビデオで見ることができますが、ロッカールームには私の名前が書かれたシャツがたくさんありました。そういう家族の一員であることは名誉であり、私は誇りに思っています。また、この困難な時期に、私を支えてくれるために時間を割いてメッセージを送ってくれた皆さんに、心から感謝したいと思います。」

今後数週間、数ヶ月の目標は?

「数日後には新しい検査を受けて、回復のペースが正しいかどうかを確認するつもりだ。いい知らせが届いて、ドクターが僕にもっと自由を与えてくれることを願っている。少しはスポーツができるようになることを期待しているし、少なくとも、パリでのチーム復帰を検討できるよう、肉体的に少しは準備し始めたい。それが最終的に私が望んでいることだから。目標はシーズン終了までにチームに戻ることだ」。

再びサッカーをプレイできることが最大の課題ですか?

「そこが一番の目的ですね。サッカーこそが私の人生です。それ以外のものは何もありません。
他のことは全く考えていません。私はずっとサッカーをしてきましたし、サッカーは私に、今の私、良い生活、特別な生活を与えてくれました。だから私の唯一の目的は再びサッカーをプレイすることなんです。すぐに復帰できることを願っています。医者が許してくれるなら、私はそのために毎日一生懸命挑戦するつもりです。ゴールは明確です:再びプレイすること、そしてそれが今シーズン中に実現することを願っています。」

パリ・サン=ジェルマンのシーズンのスタートのチェックはされていますか?試合を観ることはできましたか?

「はい、全試合観ましたよ。なんだか新しい章の幕開けだと思います。

新しい選手が多くいますし、多くの選手が去っていきました。さらにそこには新しいコーチがいるので、彼のやり方や試合時にピッチで見たいものに適応していく必要があります。その後、何か特別な領域へと成長していくまでは、時間が解決してくれます。ルイス・エンリケは素晴らしいコーチです。一方選手たちもまた、今までも、そしてこれからも素晴らしいプロフェッショナルであることを示しています。だから私は、パリ・サン=ジェルマンがギアを一段上げて、すべての試合を制するのことができるようになるのは、時間の問題だと思います。」

今誰もが、いつまたセルジオ・リコを観ることができるか知りたいと思っていますが...?

「本当に、またパリのみんなと一緒にいられるようになることを楽しみにしています。

すぐに戻れることを願っています。できるだけ早く回復させて、医者からの許可ももらってパリに戻り、カムバックの最終段階を実施するためのトレーニングを始めます。チームに戻って、私たちが皆愛しているサッカーをプレイすること。」