PSGのために戦ってくれたジャンルイジ・ブッフォンに感謝

パリ・サン=ジェルマンとジャンルイジ・ブッフォンは、2019年6月30日に満了する契約を延長しないことが合意に達した。

イタリア代表(176キャップ)のブッフォンは今季公式戦25試合に出場。過去にパルマとユベントスでもプレーした41歳の守護神は、2018年トロフェ・デ・シャンピオンと2019年リーグアン優勝のタイトルを獲得した。

2006年ワールドカップ優勝メンバーであり、キャリアの開始以来数々の個人賞も受賞してきた。クラブの歴史上最も偉大なGKの在籍はパリ・サン=ジェルマンにとっても名誉なことだった。クラブは“ジジ”の今後のさらなる発展と成功を心より願っている。

「パリで経験できた全てのことに感謝している」とジャンルイジ・ブッフォンは語る。「みんなと感動を共有できたことを嬉しく思う。12ヶ月前に熱意を抱いてパリ・サン=ジェルマンに到着した時には、信じられないほど温かいファンからの歓迎を受けた。本当に感動的だった。あらためて心の底から感謝したい。自分にとっても間違いなく成長に繋がったこの体験を楽しむことができた。イタリア国外での僕の冒険は今日終わりを逢える。ナセル・アル=ケライフィ会長にも、クラブ全体にも、チームメートのみんなにも感謝している。これからも君たちは一緒に素晴らしい物語を生み出していくことができると信じている。アーネスト・ヘミングウェイも書いたように、この世界には幸せに暮らせる場所が二つだけある。ひとつは自分の家、そしてもうひとつはパリだ。これからの僕にも当てはまることだ。パリは何らかの形で僕の家であり続ける。みんなありがとう、幸運を祈る。アレ・パリ!」

パリ・サン=ジェルマンの会長・CEOであるナセル・アル=ケライフィは次のようにコメントしている。「ジャンルイジ・ブッフォンが我々のユニフォームを着てくれた時に、クラブもファンも含めたパリ・サン=ジェルマンの誰もが感じた誇りを私は決して忘れることはない。ジャンルイジは我々の野心と近代的プロジェクトに心を動かされ、彼の輝かしいキャリアの中で初めてイタリアを離れるという勇敢な決断を下した。PSGで過ごした期間中に、彼はその驚異的な経験とプロ意識を、チームメートだけでなくクラブの隅々にまで伝えてくれた。温かく気さくな人柄を示してくれた。パリ・サン=ジェルマンの色を身にまとい、クラブと価値観を共有したサッカー界の偉大な人物の一人として、“ジジ”は永遠に残る存在だ。来年我々がクラブ創立50周年を祝う際には、他の元選手たちとともに、再び彼に会えることを楽しみにしている」