PSGとナイキがクラブ史上最大のスポンサーシップ合意締結

30年間にわたり途切れることのない関係を継続してきたパリ・サン=ジェルマンとナイキが、長期間の野心的なパートナーシップ契約延長の合意を締結したことを発表した。PSGとの関係がナイキにとって全世界的に重要なスポーツ資産のひとつであることが示されるとともに、スポーツ界でも特に創造的・革新的であり強いリスペクトを集める2つのブランドの協力関係を新たな時代へと導く合意となる。

2032年まで継続することになるパートナーシップを通して、フランス王者であるPSGは世界的にブランド価値をさらに高めることが可能となる。パートナーシップはサッカーの男女チームおよびハンドボールチームが対象となる。

今回のスポンサーシップ合意は、過去8年間にわたってパリ・サン=ジェルマンのスポーツチームおよびそのブランドに注ぎ込まれてきた多大な努力の成果である。主要な国際的コンサルタントにより10億ユーロ近い資産価値を持つと評価されるパリ・サン=ジェルマンは、いまやあらゆる大陸に存在感を持つ世界的スポーツブランドの域に達し、国際的ブランドのメインパートナーとして魅力的な存在となっている。

パリ・サン=ジェルマンは2011年から現在までに実に21ものタイトルを獲得し、ハンドボールチームと女子サッカー部門でもさらに16のタイトルを手に入れている。男子のフットボールクラブは現在UEFAランキングで8位に位置し、毎シーズンのように世界トップレベルの選手たちがパルク・デ・プランスを本拠としてプレーしている。過去30年間で71種の異なるモデルのナイキ製ユニフォームが使用され、チームは1542試合を戦って2588ゴールを記録し35のトロフィーを獲得してきた。

「この合意は非常に重要な成果であり、クラブが世界の舞台でどのような存在になったか、我々が未来に向けていかに大きな野心を抱いているかを反映するものだ。ナイキはクラブにとって常に最も信頼できるパートナーでいてくれていた。今回の契約は、彼らが我々と同じ道を今後も末永く一歩一歩歩んでいきたいという固い決意を示すものだ」とパリ・サン=ジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長は述べた。

「過去8年間を通して、我々はパリ・サン=ジェルマンというブランドを大幅に発展させてきた。ナイキとジョーダンの協力のおかげで、ユニフォームの売上に関して新記録となるシーズンを過ごすことができた。欧州サッカー界でも最大クラスの売上だ。この急速な成長を継続し、特にサッカー界の新興市場において、さらなる新境地を切り拓いていけることを楽しみにしている」

ナイキEMEAのVP/GMであるバート・ホイト氏は次のようにコメントしている。「スポーツ界全体でも最も密接なパートナーシップのひとつを延長できることを嬉しく思う。パリ・サン=ジェルマンは強力なグローバルブランドであり、今回の契約はサッカー産業界におけるリーダーとしてのナイキの立場をさらに強固にするものである。パリに永続的なレガシーを生み出していくことについて、またその先に向けて、我々とPSGは同じビジョンを共有している。PSGの男子チームおよび女子チームに協力し、昨季のジョーダンキットの華々しいデビューのように、よりエキサイティングで創造的なプロジェクトを展開していくことを楽しみにしている」

パリ・サン=ジェルマンとナイキは過去数シーズンにわたって革新の最前線に立ち、両ブランドが共同開発に取り組んできた独自の新製品は広範なファン層の間で成功を収めてきた。ダークライトに蛍光ピンクを配した2015/16シーズンの3rdユニフォームや、ブラジル代表をリスペクトした2016/17シーズンのイエローのアウェイユニフォーム、また今季のジョーダンとの独占コラボなどは特に印象的だった。

いまやPSGのユニフォームはナイキが世界中に持つ数百もの店舗に並べられ、あらゆる大陸でそのチームカラーを目にすることができる。PSG x ナイキの製品ラインナップの半数以上がフランス国外で販売され、その流れはさらに加速しつつある。クラブの新スポンサーのロゴが入るパリ・サン=ジェルマンの最新ユニフォームは、2019年7月1日に待望の発表を迎える。