PSGがロリアンに勝利

PSGはリーグ・アン第15節ロリアンに2-0で勝利した。

降格ゾーンのロリアンに対し、PSGはホームで強い勝利への意欲を見せる。何人かのレギュラー陣を欠いたこの試合、トーマス・トゥヘル監督は3-5-2の布陣でフォワードにキリアン・エムバペとモイーズ・キーン、そしてキャプテンとしてアンデル・エレーラを起用する。

試合開始直後から両チームのプレースタイルの違いが鮮明に表れる。PSGは試合のリズムを掴もうと、相手陣内でボールをキープする。一方今季昇格したロリアンはボールを奪取してからのカウンター狙い。そしてこの戦術から両チームとも最大のチャンスをつくる。ペースを握ったPSGはイドリッサ・ゲイェ(5、14分)、アレッサンドロ・フロレンツィ(18分)、そしてティモテー・ペンベレ(18分)に好機が訪れるが、ロリアンもカウンターからヨアネ・ウィサ(8分)とテレム・モフィ(23、25分)がゴールを狙う。

しかし前半30分過ぎになるとPSGが一段ギアを上げ、ロリアンの守備を崩す。アンデル・エレーラの25mのロングシュートはバーに当たり(41分)、その後キーンも44分にチャンスをつくる。PSGは前半完全にペースを掌握し、ポゼッションは82%、枠内へのシュートも10本となった。

そして後半開始直後にPSGが先制点を決める。ラフィーニャの絶妙なパスを受け取ったキリアン・エムバペがグラヴィヨンに倒されPKと判定される。これをエムバペが決めて1-0とする(50分)。ロリアンはこのプレーでグラヴィヨンが退場処分となったため、残り時間を10人でプレーすることになる。そしてまたもやラフィーニャのアシストから今度はモイーズ・キーンが追加点を決め2-0とする(60分)。

一方セルヒオ・リコはモレルとウィサのチャンス(64分)に落ち着いて対処して相手にゴールを与えない。勇敢な相手に対し、危険なエリアで献身的なプレーを見せたことが、2-0のリードを守ったPSGの勝利の原因となった。

さらに追加点を挙げるチャンスはあったが、試合は結局2-0で終了し、PSGは日曜に直接対決する首位リールと1ポイント差となった。