PSGがトロフェ・デ・シャンピオン優勝

PSGがオリンピック・マルセイユを2-1で破りトロフェ・デ・シャンピオンのタイトルを獲得した。その試合を振り返ってみよう!

水曜の夜、ランスのスタッド・フェリックス・ボラールで行われた宿敵との決勝戦は激しい試合となった。現役時代に何度も対戦したマルセイユ相手にマウリシオ・ポチェッティーノは攻撃的な布陣を選んだ。

張り詰めた緊張感の中、PSGは冷静なプレーですぐに試合をコントロールし始める。組織的で献身的なプレーがマウリシオ・ポチェッティーノの戦術のカギとなる。

一方のマルセイユもチャンスをつくろうとするが、ケイラー・ナバスと主将マルキーニョスが安定した守備で相手の攻撃を防ぐ。

一方攻撃では様々な方法でシュートまで辿り着くが、23分にはマウロ・イカルディ、29分にキリアン・エムバペがチャンスをつくるが両方ともオフサイドと判定される。

若干苛立ちを見せるPSGだが、攻撃の手を緩めることはなく、マウロ・イカルディが先制点を決める!アンヘル・ディ・マリアのクロスを完璧なポジショニングで受け、ヘディングシュートを打ち、相手GKスティーブ・マンダンダにはじかれたところをしっかりと押し込んだ(1-039分)。このアルゼンチン人同士のコンビネーションから生まれたゴールにより、PSGは試合の流れを掴み、前半終了間際にはまたもやイカルディがシュートを打つが、これはバーに当たってゴールとはならない(45+1)。

後半も前半同様に攻守ともに強い意志を見せるパリだが、マルセイユもトヴァン(52分)やチャレタ=カー(59分)がチャンスをつくり、いつも通り安定したケイラー・ナバスがセーブする。PSGは途中出場のネイマールとキンペンベが追加点を狙う。

ネイマールはすぐにエムバペとのコンビネーションでゴールに迫るが、彼のFKは壁に阻まれる(71分)。切れのいい動きを見せるネイマールだが、エリア内でPKを獲得したのはこの日絶好調のマウロ・イカルディだった。これをネイマールが落ち着いて決めて2-0とする(85分)。

その後ディミトリ・ペイェが試合終了間際に1点を返すが(2-190分)、PSGがそのまま逃げ切った。

オリンピック・マルセイユを下したことによりトロフェ・デ・シャンピオンで最多記録となる9年連続10回目の優勝を果たしたPSG。これがポチェッティーノにとってPSG監督としての初めてのタイトルとなった。