PSGが14度目のフランスカップ優勝

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第101回目のクープ・ドゥ・フランスはパリ・サン=ジェルマンが2-0で勝利し、クラブとしてこの大会14回目のトロフィーを獲得した。試合を振り返ってみよう!

クラブ絶頂期のこの時期にもう一つのトロフィー獲得を狙った昨シーズンの王者であるパリ・サン=ジェルマンにとって、決勝は非常にハイレベルな試合となった。

2021年に入ってから絶好調のモナコ相手に、PSGは攻撃においてはスペースを確保し、守備でも相手の攻撃を凌ぐなど、あらゆる局面でベストを尽くす必要があった。

開始2分、フォラントに対してナバスがタックルし、そのプレーからキリアン・エムバペが攻撃を仕掛ける。高い位置でボールを奪うと絶妙なパスを送り、それを受けたマウロ・イカルディが誰もいないゴールにボールを入れて先制する(0-119分)このゴールは、イカルディにとって今季フランスカップ4試合で5点目となった。

その後、モナコは同点に追いつこうとテンポを上げPSGは守備ラインを下げる。しかしPSGの辛抱強い守備により、前半はこのまま終了する。

後半、PSGの目的は明らかで、もう1点決めて得点差を広げるというものだった。一方のモナコも同点弾を決めようと必死に攻撃する。だが、アンヘル・ディ・マリアのボール奪取数が11回もあったことからもわかるように、PSGのプレーが衰えることはなかった。モナコもゴールを狙うが、ケイラー・ナバスが弾き、シュートはクロスバーを直撃する(67分)。

そして、既にアシストを決めていたキリアン・エムバペが追加点を決めチームをプレッシャーから解放するのは既に約束されていたのかもしれない。遠い位置からのループシュートを試みた後、アンヘル・ディ・マリアから完璧なタイミングでボールを受けたエムバペはチップシュートを決める(0-280分)。プレッシャーをかけられながらも、諦めずに後半も攻め続けたPSGにとって待望の追加点だった。

7年連続で決勝に進出したパリ・サン=ジェルマンは、激戦の末にタイトルを保持し、この大会での優勝は通算で最多の14回目となった。フランス最古の大会はPSGにとって最も親しみのあるカップだ。そして長距離マラソンのような今シーズンは、リーグ・アンのブレスト戦を残すのみとなった...