フランスカップでフェニエに勝利!

今年のクープ・ドゥ・フランスのラウンド64で、パリ・サン=ジェルマンはフェニエ=ウルノワに勝利した(0-3)。ここで試合を振り返ってみよう。

クープ・ドゥ・フランスの魅力はまだまだ健在だ。トップリーグのクラブが全国各地に遠征し、アマチュアを含む様々な部門のチームと対戦する。日曜日、パリ・サン=ジェルマンは北フランスに渡り、3部リーグでプレーするフェニエ=ウルノワと対戦した。そして、この両者の初対決では、これまで見たこともないような布陣が組まれた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督はトップ選手を何人か休ませるために、この試合でチームをローテーションさせ、セルヒオ・ラモスをディフェンス、エリック・ジュニオール・ディナ・エビンベを中盤、シャビ・シモンズを攻撃で起用した。

予想されたことではあった。よくあることだが、サッカーではフィジカルの強さが違いを生むのだ。そして、非常に激しいなブロックに対して、パリは突破を図るために攻撃を仕掛ける必要があった。特にマウロ・イカルディは、遠目からのシュート(3分)で相手GKを翻弄し、12分にはオフサイドと判定されたがゴールを決め、さらにディフェンス面でもチームに貢献した。

そして、この最初の光が見えたのは、キリアン・エムバペのプレーだった。エムバペは素晴らしい技術でPKを獲得し、ミスすることなく自ら先制点を決めた(0-1、16分)。その後、レ・パリシアンは試合の主導権を握ることに成功し、イカルディがポストを叩くシュート(21分)、パレデスがGKにキャッチされたシュート(24分)、そしてキリアン・エムバペがボックス内でバランスを崩し獲得したPKなど、何度もチャンスをつくり、その支配力が報われることになる。そして今度のPKは、マウロ・イカルディが決めた(0-2、30分)!

初先発となった若きシャビ・シモンズは、迷うことなく試合に臨み、積極的に味方の攻撃に参加した。そして、トレーニング場でもよく見せる彼の大胆なパスが、キリアン・エムバペの3点目を生んだ(0-3, 51分)

マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、1時間後にエドゥアール・ミシュとイスマエル・ガルビを投入し、クラブのアカデミー出身者に出場機会を与えた。その後も、質の高いチームプレーでフェニエを攻め立てたPSGは、試合終了間際の10分間ビチアブ ・エル・シャダイルも投入した。

PSG33本のシュートに対しホームのフェニエはわずか4本と、相手に押されることもなくスコアは動かず、試合はそのまま終了した。2021年の最終戦は、水曜日にロリアンで行われる。