パリの新たなスター、ウスマン・デンベレ

1997年5月、ヴェルノン（ウール県）に生まれたウスマン・デンベレは、2010年にスタッド・レンヌのユースアカデミーに入団した。その5年後、リーグ・アンのアンジェSCO戦でブルトン・クラブでのプロ初出場を果たした。2015/2016シーズンは全29試合に出場し、12ゴール5アシストを記録した。

トップリーグでの最初のシーズンを終えた時点でリーグ・アンの最優秀選手に選ばれた両利きのウインガーは、ボルシア・ドルトムントのディレクターの目に留まり、ドイツに移籍した。BVBでウスマン・デンベレは2016/2017シーズンに49試合に出場し10ゴールを挙げ、自身初のタイトル獲得となるドイツカップ優勝を果たした。

ドイツでのそのシーズンは、チャンピオンズリーグでも初出場を果たし（10試合、2ゴール、6アシスト）、何よりもフランス代表での初出場を果たした。2016年夏の終わりにディディエ・デシャンに招集されたデンベレは、同年9月1日のイタリアとの親善試合で初キャップを飾った。

スピードとスキルのある攻撃的な選手であるウスマン・デンベレは、2017年夏にバルセロナに移籍した。ブラウグラナでの6シーズンで185試合に出場し、40ゴール43アシストを記録。また、3度のスペインリーグ優勝（2018年、2019年、2023年）、2度のスペインカップ優勝（2018年、2021年）、2度のスペイン・スーパーカップ優勝（2018年、2023年）をキャリアタイトルに加えた。

2018年のロシア・ワールドカップでも優勝したフランス代表の驚異的な躍進の一翼を担った。その4年後もカタール・ワールドカップで決勝進出を果たした。現在26歳で、これまでフランス代表として37キャップを獲得し、4ゴールを決めている。

デンベレのコメント：

「パリ・サン=ジェルマンに移籍できることを嬉しく思います。新しいクラブでプレーするのが楽しみです。ここで成長し続け、クラブのファンのみんなに誇りに思ってもらえることを願っています。」

PSG会長兼CEOナーセル・アル＝ヘライフィーのコメント：

「ウスマン・デンベレをパリ・サン=ジェルマンに迎えることを嬉しく思います。PSGと契約したウスマンが示した情熱と決意は素晴らしく、それはこのクラブの選手全員に求められる姿勢と完璧に一致するものです。パリ・サン=ジェルマンが新たな偉大な時代を迎えるにあたり、ワールドカップ覇者を獲得できたことを誇りに思います。」