マウリシオ・ポチェッティーノ監督:「新規加入選手たちの能力は証明済みだ」

インタビュー

この夏、大型補強を行ったパリ・サン=ジェルマン。マウリシオ・ポチェッティーノ監督がPSG TVで新規加入選手について語った。

選手の獲得のプロセスはどのようなものですか?

6ヶ月間、ナーセル会長やスポーティング・ディレクターのレオナルドとともに、トッププレーヤーの獲得に取り組んできた。今シーズンの目標を達成するために、クラブのため、ファンのため、クラブのスタッフ全員のために最善の決断をしようと試みた。

パリ・サン=ジェルマンのようなクラブには、最高レベルの選手がふさわしい。そして、ワイナルドゥム、ラモス、ハキミ、ドンナルンマのような選手たちは、他のクラブで自身の持つ能力を発揮し、パリ・サン=ジェルマンでプレーするに相応しい選手たちだ。

新規加入選手たちは既に多くのタイトルを手にしています。経験豊富な選手の獲得を狙っていたのでしょうか?

パリ・サン=ジェルマンのユニフォームを着るすべての選手に求めているのは、個性と勝利へのこだわりだ。この夏に契約した選手たちは、さまざまなクラブで勝利を収めてきたが、最も重要なことは、彼らがまだここで何も獲得していないということだ。彼らには、このチームをトップに導いてほしいし、それが最も重要なことだ。1年後には、彼らがクラブやチームの目標達成に貢献したことが語られていることを願っている。

ピッチ上では彼らに何を求めますか?

ピッチ上では、サッカーは2つのフェーズで構成されている。サッカーの試合には何百万もの要素があるが、最も重要なのは、ボールを持っているときと持っていないときのゲームマネジメントだ。ボールを失ったときには、相手に選択肢を与えないようにアグレッシブに行動し、明確なチームワークと戦術を持つ必要がある。パリのようなクラブでは、ボールを奪い返す方法、オフ・ザ・ボール時にピッチに立っている11人の選手一人ひとりが見せるチームへの献身がカギになる。アクラフ・ハキミ、ジニ・ワイナルドゥム、セルヒオ・ラモスなどの選手はすでにこのようなメンタリティを持っている。このようなアイデアを持った3人の選手がチームに加わることは、チームにとって大きな意味を持つだろう。

新規加入選手たちのチームへの順応はどのように行いますか?

加入した選手たちに対して自然体でいることが一番だと思う。チームのやり方を見せることがお互いの信頼関係を築くための最良の方法であり、新しい選手たちが可能な限り最善の方法でチームに溶け込むことができる。彼らがここにいるということは、ここに来て、適応し、チームに溶け込む能力があるということでもある。うまく溶け込める選手、前向きな選手、そして試合中の困難な場面で能力を発揮できる選手、これが最も重要なことだ。

補強により戦術を変更する可能性は?

戦術的な判断以上に重要なのは、相手の陣地でプレーする、アグレッシブにゲームを支配することだ。そしてそれは、守備システムだけの話ではい。攻撃面が優先されなければならないことは明らかで、相手チームを支配しなければならないからだ。戦術的な革命と言えるかもしれないが、そういった言葉は好きではない。私たちが求めているのは、どのようなスタイルであっても、選手たちがピッチ上でつながりを持てるようになることだと思う。私たちは、攻撃する、試合をコントロールするというメンタリティが、常にパリ・サン=ジェルマンの一番の目標であることを明確にしなければならない。各試合を最も重要なものとして捉え、大会ごとに区別するのではなく、すべての試合を決勝戦のようにプレーすることが大事だと思う。それがこのクラブの存在意義なんだ。