マルセイユ対パリ:ヴェロドロームで貴重な50度目

今週の日曜日の夕方、パリ・サン=ジェルマンはマルセイユに訪問し、OMと対戦する。

 

レ・ルージュ・エ・ブルーにとっては象徴的な試合であり、マルセイユへの遠征は史上50度目となる。

ホームのパリとの対戦成績は、23勝10分16敗と依然として有利なものであるが、2012年以降は7勝3分け1敗と差が縮まりつつある。

この勢いは日曜日の夕方、スタッド・ヴェロドロームでも続くだろう。これを機に、パリがマルセイユに遠征した時の、印象的な瞬間ベスト9を振り返ってみよう。

初勝利、1974年7月29日、マルセイユ対パリ 1-4

この試合はパリとマルセイユの試合としてはあまり知られておらず、唯一の親善試合である。トップリーグに昇格したばかりのパリは、ブラジルのスター、パウロ・セザールのデビューのために企画されたパーティーを台無しにするかのごとく、ヴェロドロームのホイッスルに応えて4-1で勝利した。

最大の勝利、2017年2月26日、マルセイユ対パリ 1-5

パリ・サン=ジェルマンは、チアゴ・シウバ(アシスト)とマルキーニョス(ゴール)というブラジル人コンビの得点ですぐにリードを奪うと、ハビエル・パストーレの珠玉のアシストでエディンソン・カバーニがパリの2点目を決めた。この試合は5-1でパリの勝利に終わった。マルセイユのファンたちの中、長らく閑散としていたスタジアムで、残り20分で5ゴールを奪ったのだ。

最も重要な勝利は、1988年5月21日のマルセイユ対パリ1-2だった。

リーグ戦で2位に沈むパリは、欧州行きが決定しているマルセイユに乗り込み、ヴェロドロームで勝利を収めるという偉業を成し遂げた。サフェト・スシッチとガブリエル・カルデロンのゴールが、シーズン最終戦のル・アーヴル戦で0-1の僅差の勝利を収め、トップリーグの残留争いに生命線をもたらした。

10人での勝利2013年10月6日、マルセイユ対パリ 1-2

マルセイユは32分に先制し、パリはチアゴ・モッタを失った。チアゴ・モッタはアユーがPKを成功させるきっかけとなったタックルで退場処分となった。しかし、パリ・サン=ジェルマンは、マクスウェルが同点に追いつき、マルキーニョスのファウルをズラタン・イブラヒモビッチが決め、OMを逆転した。試合終了のホイッスルが鳴る直前まで、勇気とチームスピリットを発揮したパリジャンにとっては貴重な勝利だった。

最もブラジルらしい勝利、マルセイユ対パリ 0-3 2003年3月9日

ロナウジーニョは試合当日の朝、友人のジェローム・アロンゾ(元マルセイユの選手でパリのGK)に約束した!試合終了間際、ジェローム・ルロワのゴールを決め、お膳立てをしたロニーは、ヴェロドロームの観衆をその才能に感嘆させ、言葉を失った。

最新の勝利は、2003年11月30日、マルセイユ対パリ、0-1だった。

最も素晴らしいな勝利、2008年10月26日、マルセイユ対パリ 2-4

ギヨーム・ホアロー、リュドヴィク・ジュリー、クロード・マケレレを新たに獲得したパリは、リーグ優勝候補のマルセイユと対戦する前、再建の過程にあった。レ・ルージュ・エ・ブルーは2004年以来、ヴェオドロームで勝利していなかったが、ギヨーム・ホアローが2得点し、OMを圧倒した。この勝ち点3は、リーグ戦でジロンダン・ド・ボルドーに勝ち点3差で追い上げられていたマルセイユにとっては、非常に惜しいものだった。

勝利に値する引き分け、2017年10月22日、マルセイユ対パリ 2-2

両チームによる互角の試合は、1点差に詰め寄られ、ネイマールJr.の退場で10人になったパリジャンにとっては、敗北が迫っていた。ロスタイム2分過ぎ、エディンソン・カバーニが同点ゴールを決めた。マルセイユとの15試合無敗記録は2020年9月まで続き、通算20試合負けなし(17勝3分け)となった。

最後の勝利は、2023年2月26日のマルセイユ対パリ戦、0-3だった。

ヴェロドロームで行われたパリ対マルセイユの最終戦!キリアン・エムバペ(2ゴール、1アシスト)とリオネル・メッシ(1ゴール、2アシスト)のデュオが、パリ・サン=ジェルマンに次ぐリーグ・アン2位につけていたマルセイユに圧勝したのだ。