パリ・サン=ジェルマン永遠のレジェンド、マルコ・ヴェラッティ

インタビュー

パリ・サン=ジェルマンで11年間プレーしたマルコ・ヴェラッティが、カタールのアル・アラビSCと契約した。イタリア代表は、PSGの歴史にけして消えることのない足跡を残し、クラブを去ることになる。

イタリア・ペスカーラに生まれたヴェラッティは、2005年に地元のデルフィーノ・ペスカーラのユースアカデミーに入団した。2008年8月、弱冠16歳にしてコッパ・イタリアでトップチームデビューを飾ったヴェラッティは、その2年後、セリエBに昇格した直後からレギュラーに定着する。

プチ・ヒブー(小さなフクロウ)の愛称で親しまれたマルコは、PSG入団当時まだ19歳だったが、すぐにサポーターの間で特別な存在となり、その卓越したテクニックと独特のプレースタイルで、瞬く間にパルク・デ・プランスの人気者となった。レ・ルージュ・エ・ブルーでの最初のシーズン、このイタリア人選手はカルロ・アンチェロッティ監督率いるチームの先発メンバーとしてコンスタントに活躍し、リーグ・カップ戦合わせて39試合に出場、初めてUEFAチャンピオンズリーグに出場したほか、2013年のリーグ・アン優勝にも貢献した。

唯一無二のミッドフィルダーであるヴェラッティは、2015年と2016年にパリ・サン=ジェルマンで3冠(リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、クープ・ドゥ・ラ・リーグ)を達成したのを筆頭に、長年にわたってPSGのトロフィーキャビネットを埋め続けてきた。パリに到着してから10年以上が経ち、30個のトロフィーを手にしたアッズーリでも活躍するマルコは、クラブとフランスのトップリーグの歴史において最も多くの勲章を持つ選手となった。通算で、ヴェラッティはリーグ・アンとトロフェ・デ・チャンピオンを9回、クープ・ドゥ・フランスとクープ・ドゥ・ラ・リーグを6回制覇した。試合出場数は416試合でジャン=マルク・ピロルジェの435試合にわずかに及ばなかったが、クラブ史上2番目に出場回数の多い選手となった。

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2012年に代表デビューを飾って以来、ヴェラッティは代表チームでも輝きを放っている。2021年7月、アズーリのユーロ2020制覇に貢献し、現在30歳の彼は、これまでイタリア代表として通算55試合に出場している。

「パリ・サン=ジェルマンで10年以上プレーし、多くの偉大な選手たちと肩を並べ、30ものトロフィーを獲得できたことをとても誇りに思う。パリ、クラブ、そしてファンは、自分の心の中で常に特別な位置を占めている。僕は永遠にパリジャンだ」とヴェラッティは表明した。

パリ・サン=ジェルマン会長兼CEOのナーセル・アル=ヘライフィーのコメント:「マルコは、私たちの偉大なクラブ史において非常に大きな役割を果たしてきました。彼とパリ・サン=ジェルマンの縁は永遠に続くものです。 2012年、彼が19歳でパリ・サンジェルマンにやってきたことを私は決して忘れません。それ以来、彼は常にこのクラブに寄り添い、ピッチで全身全霊を捧げ、私たちとともに多くの偉業を成し遂げてきました。」

「パリ・サン=ジェルマンに関わるすべての人を代表して、マルコと彼の家族に心から感謝します。彼の新たな冒険が成功することを祈っています。」

パリ・サン=ジェルマンは、マルコが長年にわたるクラブへの尽力に心から感謝するとともに、彼の残りのキャリアが成功に満ちたものになることを祈っています。