リールで輝いたPSG!

リーグ・アン第23節、パリ・サン=ジェルマンはアウェーでリールに5-1と快勝した。この試合を振り返ってみよう。

21戦目のリーグ戦、パリ・サン=ジェルマンはリールと対戦するためにフランス北部へと旅立った。マウリシオ・ポチェッティーノ監督にとっては、キャプテンのマルキーニョスやアフリカネイションズカップでモロッコ代表として輝きを放ったアキラフ・ハキミを含むキープレーヤーたちを先発に戻すチャンスでもあった。キリアン・エムバペもレオ・メッシとアンヘル・ディ・マリアと共にスタメン出場した。

試合は序盤から両者の思惑が一致し、高い集中力を見せるPSGの選手たちが相手ボールを奪い、プレーの主導権を握る。そして両ウイングが好プレーを見せる中、パリが先制する。10分、左サイドからヌーノ・メンデスがマーカーをかわして深いクロスを送り、ダニーロ・ペレイラがスライディング・タックルでボールをゴールに押し込んだ。プライドを傷つけられたリールは、その直後に反撃に出る。28分、ハテム・ベン・アルファの後ろへのパスからスベン・ボトマンが決めて同点に追いつく。

この時点でリールは勢いに乗っていたが、PSGも相手のプレッシャーに押しつぶされず、セットプレーをうまく利用することにも成功する。メッシのフリーキックがバーを直撃する前の32分に、プレスネル・キンペンベがメッシのコーナーキックからゴールを決めリールを突き放す。PSGは、両サイドのペナルティエリアで非常に効率的なプレーを披露した。38分にはエムバペのカウンターアタックからメッシが巧みなチップで追加点を挙げた。

集中力、献身的なプレー、インスピレーション。パリは試合の激しさに対応するために、後半もそのすべてを惜しみなく出し尽くした。メッシとエムバペのデュオ(49分、54分)とハキミ(56分)がチャンスをつくり、51分にはダニーロ・ペレイラのシュートが相手に当たってコースが変わりゴールとなり、この試合2点目を決めた。さらに66分には、エムバペが強さと正確さを兼ね備えた見事なカーブシュートでパリに5点目をもたらした。その後、何度かチャンスがあったが、結局試合は1-5PSGが勝利した。

この試合、パリ・サン=ジェルマンは見事なチームプレーで勝利を収め、首位の座をさらに強固なものにした。また、金曜日にホームで行われるレンヌとの試合に向け、自信を持って臨むことができる理想的な試合内容だったと言えるだろう。ルージュ・エ・ブルーはただ自分たちの仕事をこなすだけでなく、それを見事にやり遂げたのである。