引き分けに終わったレンヌ戦

フランスリーグ第36節、アウェーでのレンヌ戦は1-1の引き分けに終わった。試合を振り返ってみよう。

疲弊したシーズン終盤、ロアゾン・パークでのレンヌ戦に臨んだパリ・サン=ジェルマン。来シーズンのヨーロッパ大会出場を確実なものにしたいレンヌとの一戦は、PSGにとって厳しいものとなった。キリアン・エムバペとマルコ・ヴェッラッティを欠いたマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、今までにない布陣で試合に臨んだ。

スピーディーな試合展開になることが予想されたこの試合、まずブルーノ・ジェネシオ監督率いるレンヌが早い段階でチャンスを掴むが、PSGもすかさず反撃し、プレーに切れのあるネイマールと大胆に攻撃参加するアンデル・エレーラが相手ゴールに迫る(11分、16分)。そして試合の流れを掴もうと両チームは、さらに激しい攻防を繰り広げり。

ドクのゴールはオフサイドと判定され(29分)、モイーズ・キーンのゴールもその前にボールがラインを割っていたと取り消される(40分)。その後、ナーイフ・アゲルドがレイヴィン・クルザワを倒しPKとなり、ネイマールがそれを成功させPSGが先制点を挙げ前半を折り返した(0-1、45+6分)。

ハーフタイムから戻ってきたPSGは激しいプレーを見せるレンヌに全力で対抗しようとする。そしてユリアン・ドラクスラーが絶妙なボールコントロールからシュートを放つが得点とはならない(55分)。

しかし、PSGはディフェンスが高い守備力を見せ、危険なドクを抑えていたにもかかわらず、CKからギラシに同点弾を決められる(1-1、70分)。そして87分にプレスネル・キンペンベが退場処分を受け、PSGは試合終了まで数的不利な状況でプレーすることを余儀なくされる。結局、試合終了のホイッスルが鳴るまでスコアは変わらず、1-1の引き分けに終わった。

このブルターニュ遠征で勝ち点1を手にしたパリ・サン=ジェルマンは、水曜日にモンペリエでフランスカップ準決勝の試合に臨む。