キリアン・エムバペ、無限の彼方へ

インタビュー

先週の土曜日、ジブラルタル戦でキャリア通算300ゴール目(クラブと国)を決めたキリアン・エムバペの記録更新は止まることを知らない。光のような速さで記録を塗り替えるエムバペのパフォーマンスに迫る。

フランス代表の歴史的な快挙。レ・ブルー史上最大となる14-0の大勝利で、キリアン・エムバペが大活躍した。ハットトリックを達成したこのパリ出身のFWは、キャリアを通して全クラブ、全大会で298ゴール目、299ゴール目、300ゴール目を記録。なんと24歳と333日という若さで成し遂げている。リオネル・メッシ、ネイマールJr、クリスチアーノ・ロナウドのような、キャリアの後半にこのマイルストーンを達成した選手たちを抑えてのとてつもない快挙である。

今シーズン、すでに19試合を消化し、2023年11月21日(火)のギリシャ対フランス戦を前に、KM7は21ゴール、1試合平均1.11ゴールという驚異的な数字を記録している。レ・ブルーのキャプテンは自身の記録を追い求め、止まる気配はない勢いだ。

データによるとキリアンは右足(229ゴール、全体の76.3%)とペナルティエリア内(278ゴール、92.7%)で多くの得点を決めている傾向にある。また、ボックスの外から22ゴールを決めており、最近ではジブラルタル戦で40メートル以上から信じられないようなロブを決めた。

左足で59ゴール、ヘディングで11ゴール... 難しいポジションであってもゴールを決めることができるの彼の能力は、技術力とゴールを狙うセンスを物語っている。エムバペは相手ディフェンスにとって常に脅威であり、ゴールのほとんど(85.3%、229得点)をオープンプレーから決めている。その発進力、スピード、ファイナルサードでのテクニカルなクオリティのどれをとっても、キリアンはまだまだ全力を出し切ったとは言い難い。記録はまだまだ伸び続けるだろう。