ECAがパリ・サン=ジェルマンのナーセル・アル=ヘライフィーを会長に任命

欧州クラブ協会(ECA)の理事会は、本日、ナーセル・アル=ヘライフィー(パリ・サンジェルマン会長兼CEO)をECAの新会長に任命しました。

また、ECA副会長のエドウィン・ファン・デル・サール(AFCアヤックス)、ダリウシュ・ミオドゥスキ(レギア・ワルシャワ)、アキ・リーヒラハティ(HJKヘルシンキ)に加え、マイケル・ゲルリンガー(FCバイエルン・ミュンヘン法務・人事・組織関係担当ディレクター)が第一分区を代表する第一副会長に任命されました。

欧州の主要なサッカークラブを代表するECAは、ここ数日の欧州サッカー界全体を弱体化させようとする前例のない試みがサッカー界全体および社会全体から非常に大きな非難を受けたことにより、元加盟クラブが「スーパーリーグ」と称するプロジェクトの推進を断念したことを歓迎します。

ECAは、決してこのプロジェクトが成功することはないと確信しています。なぜなら、サッカーの中核をなすものは、開放性、スポーツの素晴らしさ、そしてサッカーを通じて家族となる人々の間の本質的なつながりであるからです。サッカーはみんなのものです。ここ数日の出来事は、ファンや地域社会にとって極めて大きな意味を持つ歴史的な象徴であるクラブにおいて、クラブオーナーは単なる一時的な管理者に過ぎないことを再確認させます。ECAは、経済的利益のためにサッカーを解体するのではなく、サッカーを発展させ、次の世代により良い場所に残すことが、すべてのメンバークラブの責任であると考えています。

ECAのチェアマンに就任した後のナーセル・アル=ヘライフィーのコメント:

ECAの理事会メンバーから会長に任命されたことを、大変光栄に思います。ヨーロッパのサッカー界にとって極めて重要なこの時期ほど、私たちの組織のリーダーシップ、誠実さ、一体感が求められている時はありません。私は、サッカー界全体、つまり、ヨーロッパ各国のECA加盟クラブと、彼らが代表するファンやコミュニティに対して、無条件に献身することを誓います。私は、同僚となるECA理事やクラブとともに、ヨーロッパのクラブの正当かつ唯一の声としてのECAの役割を強化したいと考えています。何世代にもわたってサポーターに愛されてきたサッカーは、団結してこそ繁栄するものであり、この義務を果たすことは、サッカーの守護者としての私たちの義務です。」