最後まで戦ったパリジャンがバルセロナに勝利!

パリ・サンジェルマンは、FCバルセロナとの2ndレグで引き分け(1-1)、チャンピオンズリーグの準々決勝進出を果たした。この記事で試合を振り返ろう。

野心、決意、情熱、カンプ・ノウでの壮絶な勝利(1-4)から3週間後、FCバルセロナとのセカンドレグを攻略するために、すべての要素が揃った。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、ファーストレグとほぼ同じスターティングイレブンを選び、モイーズ・キーンに代えてユリアン・ドラクスラーを前線に置き、マウロ・イカルディとキリアン・エムバペが並べ、その後ろにマルコ・ヴェッラッティを置き、プレーの主導権を握った。

キックオフ時のパルク・デ・プランスは、ヨーロッパサッカーの素晴らしい夜の雰囲気に包まれていた。そして、最初の数分間は予想通りの展開となり、パリジャンたちに大きなプレッシャーを与える戦術的な試合になった。

序盤、カタルーニャのクラブがピッチの高い位置でプレスをかけようとする姿勢を見せたとき、それを抑えるために、パリ・サンジェルマンは豊かな知性と粘り強さを見せなければならなかった...。パリ・サンジェルマンのディフェンダーたちは、プレッシャーに負けないよう、献身的かつ集中的にプレーし、バルセロナの執拗な攻撃に耐えなければならなかった。22分ナバスが素晴らしいセーブを見せた場面ではポストにも救われた。

献身的なディフェンスの結果、パリのカウンターで、マウロ・イカルディがボックス内でクレマン・ラングレと接触してPKを獲得。

このPKをキリアン・エムバペが見事に決めてみせた。(1-0, 30').

この試合の最初のゴールは、クーマン率いるチームの風を吹き飛ばした。この日調子の良かったウスマヌ・デンベレのシュートも、ケイロル・ナバスに2度にわたって阻まれた。(17'33'

しかし、ナバスも枠の隅へ飛んだリオネル・メッシのシュートにはなす術もなく、同点弾を決められてしまった。このまま流れが変わるかと思いきや、その5分後にはセルヒオ・ブスケツのシュートをナバスが止め、そしてハーフタイム直前、このコスタリカ人GKはリオネル・メッシのPKをライン上で止めるという、不可能を可能にした(45+3')。前半で8つのセーブをしたケイロルは、ゴールをしっかりと守った。

その後も、キャプテンのマルキーニョス、キリアン・エンバペ、そして途中出場のアブドゥ・ディアロなど、チームはピッチ全体で堅実な戦いぶりを見せた。マルキーニョスとキンペンベがボールの前に身を投じ、ゴールからわずか数メートルのところにいるリオネル・メッシ(61')を封じ、ナバス(69')も素晴らしい動きを見せるなど、フランス王者は自分たちの強みをすべて出し切って戦いに挑んだ。 

パリジャンは、第1レグではバルセロナで輝いていたが、この第2レグでは別の側面を見せてくれた。それは、困難な状況でも踏ん張り、嵐を切り抜けて、より大きなチームになることだ。今晩、チームはチャンピオンズリーグ準々決勝への切符を手に入れるために必要なことをしっかりとやり遂げ、その過程でFCバルセロナをノックアウトした。古い魔物が遂に一掃された。