キリアン・エムバペが記録的な活躍

ゴールデンブーツを獲得し、リーグ・アンではアシスト数でトップに立ったパリ・サン=ジェルマンのフォワードは、2021-2022年シーズン、その才能を前面に押し出した。

チームメイトと共に素晴らしい成績を収め、リーグ・アン10度目の優勝を果たしたレ・ルージュ・エ・ブルーの背番号7は、5月21日にパルク・デ・プランスで行われたマッチデー38、メス戦(5-0)で、リーグの得点王(28ゴール)とアシスト王(17)をも手にした。また、公式ランキングが制定されて以来(2007-2008)、同じシーズンで両方のトロフィーを手にした最初の選手となった。このシーズン、彼はリーグ戦45ゴールに直接関与しており、これは欧州5大リーグの中で記録的な数字である。

世界チャンピオンは、カルロス・ビアンキ(1976-1979)、ジャン=ピエール・パパン(5、1988-1992)に続き、4シーズン連続でリーグ・アンの得点王に選ばれた3人目の選手となった。パリ・サン=ジェルマンは、クラブ史上13回目のトロフィー受賞となった。また、首都圏のクラブから選手が受賞したのは7シーズン連続で、過去10シーズンで9回目となる。1978年と1979年のカルロス・ビアンキ、2006年と2007年のペドロ・ミゲル・パウレタ、2013年と2014年と2016年のズラタン・イブラヒモビッチ、2017年と2018年のエディンソン・カバーニがそれぞれ賞を獲得しており、エムバペの4連続栄誉の前に受賞したことになる。

そして今シーズン、パリ生まれのフォワードは相手ゴールキーパーに衝撃を与えるだけではなく、無私の精神を証明した。17アシストを記録し、リーグ・アンでは最多アシスト数を記録している。アンヘル・ディ・マリアが持つ現在の国内記録(2015-2016年シーズンは18アシスト)に迫る勢いである。ディ・マリア(2016年、2020年)、ネイマール・ジュニア(2018年)に続き、エムバペが受賞したことで、首都のクラブは公式ランキングの創設(2007-2008年)以来4回目の受賞となった。