2022年の目標

明けましておめでとうございます!パリ・サン=ジェルマンは、新しい年がファンの皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。2022年が感動に満ちた年となるよう、願いと希望と大志を込めて...。

2021年は、フランスだけでなく、ヨーロッパ全体、そして世界にとって非常に特異な年として語り継がれるでしょう。2020年にパンデミックが私たちの生活を襲い、すべての人に希望をもたらす2022年への道を開く年となりました。

サッカーの世界でも、極めて重要な年でした。紆余曲折を経て、ヨーロッパのスタジアムでは、高揚感とスリルに満ち溢れ、同時に、スポーツには避けられない落胆をもたらした年でもありました。しかし、何よりも多くの再会があった年でもありました。

まず、どこに行っても尽きることのない情熱で素晴らしい雰囲気を作ってくれるサポーターとの再会。前年はホームでの成績が振るわず、無感動なスタジアムが続いていましたが、パルク・デ・プランスはすぐに勝利を味わい、一時的に封鎖されていたスタジアムにはファンの熱気が響き渡るようになりました。

今シーズン、パリ・サン=ジェルマンはホームで1試合も負けておらず、この記録を保持しているのは欧州リーグでPSGだけです。ファンの後押しを受け、パリは調子を取り戻し、2022年のリーグ・アン優勝の期待が高まっています。実際、首位を快走するパリはすでに冬の王者という称号を手に入れ、新年を迎えます。王座奪回を目指し、全員が力を合わせその土台を組み立てている途中です。

2021年、1月にマウリシオ・ポチェッティーノが監督としてチームに復帰し、また新たな再会を果たしました。キャプテンの腕章を巻いてから20年、このアルゼンチン人はヘッドコーチとしてパリに復帰し、チームの運営、パンデミックの危機、そして今シーズンを新たなエネルギーでスタートするためのチーム再建という課題をこなしながら、新しい役割をスタートさせました。その努力の結果、バロンドールを7回受賞したメッシや、ヤシントロフィーを受賞したドンナルンマなど、新星やサッカー史を塗り替える選手がパリのクラブにやってきたことは特筆に値するでしょう。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、2022年に開催される3つの大会のために、これらの新しい選手たちをうまくミックスして新たなチームを作り上げなければなりませんでした。新しいフォーメーションはフレンチ料理のように驚きの連続であり、最後の一口まで味覚を刺激するものでした。そして、最近の大量得点、土壇場での勝利、驚くべき逆転劇など、パリではディナーが終わる前にテーブルを離れることはできません。

2021年は前菜に過ぎないので、安心してください。メインディッシュは、土に最初の芽が出たときに始ります。「光の都」は、春に最も豪華な祝宴を用意しているからです。注目の試合での味は、グルメの皆さんにすぐにお届けできるでしょう。

2022年には、何が起こるかわからないですが、永遠に味わうべき夜が待っているでしょう。そう、2021年はクラブにとっても世界にとっても、成功と困難に満ちた重要な年でした。まだ何も成し遂げてはいませんが、1つだけ確かなことは、さまざまな再会を経て、これからは全員が団結し、素晴らしい1年を一緒に経験することができるようにすることです。なぜなら、何よりも私たちの強みは、私たちのカラー、赤と青、ルージュとブルーのために生き、呼吸し、心をこめて歌うことができることだからです。