最後に決めた!

マッチレポート
リーグアンで最も得点力のある2つの攻撃陣がグルパマ・スタジアムで激突。開始12分でさっそく最初のチャンスが生まれたが、エリック・マキシム・シュポ=モティングのクロスショットをアントニー・ロペスが阻んだ(12分)。リヨンはメンフィス・デパイが反撃を繰り出すも枠を捉えられず(20分)。レアル・マドリード戦の勝利で勢いに乗るフランス王者はさらに押し込んでいくが、ネイマールのシュートはロペスが足を伸ばしてストップ(22分)。アンヘル・ディ・マリアの角度のない位置からのシュートも阻まれ(24分)、シュポ=モティングもジェイソン・デナイヤーにブロックされる(33分)。ネイマールのFKもロペスがまたしてもセーブ(41分)。リヨンの夜空から雨が降りしきる中、チャンスは立て続けに生まれていた。だがPSGは45分間では今季最多となる13本のシュートを放ちながらも、まさかの無得点でハーフタイムを迎えた。

ハーフタイムを挟んでも何も変わらず、パリ・サン=ジェルマンがホームチームを自陣に釘付けにする展開が続く。CKに合わせたアブドゥ・ディアロのヘッドはわずかにクロスバーの上へ(59分)。シュポ=モティングとのワンツーからディ・マリアが放ったシュートもホームサポーターを震え上がらせるにとどまった(72分)。だがパリ・サン=ジェルマンは、これまでネイマールがピッチに立った試合では必ず得点を挙げてきた。パリの10番はマークを外し、ロペスの目の前を横切るシュートをファーポストに突き刺してリヨンのクリーンシートの望みを断ち切った!(87分、0-1) この結果によりパリはリヨンとの勝ち点差を7ポイントに。2位のアンジェにも3ポイントの差をつけている。

注目選手:アンデル・エレーラ 
ストラスブール戦での交代出場に続いて、フランスでのリーグ戦初先発を飾ったエレーラ。マルキーニョスおよびイドリッサ・ゲイェと中盤を構成したバスク出身のMFは正確かつ冷静なプレーを見せた。終了19分前にマルコ・ヴェッラッティと交代するまでに64回のボールタッチ、91%のパス成功率を記録している。

キーワード:決定力 
試合の終了間際の時間帯を「ネイマールタイム」と名付けるべきかもしれない。パルクでのストラスブール戦と同じく、ネイマールはまたしてもスペシャルな決勝ゴールを生み出してみせた。ブラジル代表FWはこれでリーグ戦通算39試合に出場して56ゴールに直接関与している(36得点20アシスト)。

今後の予定
レアル・マドリードを迎えた一戦に続いて、パルクでは引き続き「シャンパン・フットボール」を追求していく。スタッド・ランスを迎え撃つ水曜日の試合でも、ホームでの完璧な成績(3勝、失点ゼロ)を継続していきたいところだ。現在10位のスタッド・ランスはリーグ戦でのパリでの試合には1975年以来勝利していない。