「自分とみんなを守る」

レユニオンのPSGファンクラブの会長であるアラン氏は、自身の島の現状と新型コロナウィルスが生活にどのような影響を与えたのかを語った。

レユニオンのPSGファンクラブの会長であるアラン氏は、新型コロナウィルスの影響を受ける中で、ファンクラブの会員が必要としていることに応じている。「規則をしっかりと守っていたこともあり、この島では幸いなことにウィルスの影響をあまり受けておらず、発症例はいくつかに収まっている。ロックダウンにより日々の生活はだいぶ変わった。ただ、ファンクラブの方は変わらずに活発に活動しており、物資を配達するという許可は下りている。ホームレスの方々のためにご飯を作ったりしていて、一つになっている感じがする。外に出て人々を助けることができているので、そのために様々なルールを守っている。ここには歩きでしか行けないような孤立している街に住んでいる人がいる。すでに200の世帯にヘリコプターか歩きで4トンもの物資を届けている。みんなが必要としているものを届けているんだ。」 

チャンピオンズリーグのドルトムント戦以降、サポーターたちは常に互いを身近に感じるために出来る限りのことをしてきた。「スカイプやメールを通じて連絡を取り合うようにしている。今はただリーグ戦、チャンピオンズリーグ、そしてカップ戦の日々が戻ってくることを願っている。もちろん今後の大会の結果が楽しみさ。PSGはどの大会でも優勝候補に上がっていて、この勢いが止まらないことを願うよ。チャンピオンズリーグ、ベスト16の試合では300ものサポーターが集結して、凄まじかった!何よりここでは試合が深夜に始まったから盛り上がりが凄かった。花火を打ち上げたり、旗を振り回したり、素晴らしい雰囲気だった!無観客試合で行われるとなった状態でも、全力でプレーしていた選手が誇りであったし、それはそう簡単なことではなかったはずだ。また、悪い試合ではなかったが結果があまりついてこなかったファーストレグがあった後だったから、それも誇りに思えた。チームの熱い気持ちを見ることができたし、これから重要になってくるところだ。ベンチを含めたチームの結束力が我々をさらに喜ばせてくれたね。こう言った団結力がチームを勝ち進ませてくれると思うよ。」

アラン氏にとって、この状況下でもPSGの目標が変わることはなく、常に高みを目指し続けるべきだと言う。「全てを勝ち取りたいんだ、すべてを!トロフェ・デ・シャンピオンは獲得し、あとはリーグ、2つのカップ戦とチャンピオンズリーグを勝ち取るだけだ!」

アラン氏は、この状況に置かれる中で最後にメッセージを残した:「若者の被害が少ないと言えど、自分たちのこと、他人のことを守らなければならない。家族も守らなければならない。家族ほど大切なものなどない。」