PSGのeスポーツ・ロケットリーグチームが世界選手権出場

先週末にかけてパリ・サン=ジェルマン所属の3選手が、ニュージャージーのプルデンシャルセンターにて開催されたロケットリーグ選手権シリーズ・シーズン7に出場。世界トップのロケットリーグプレーヤーたちと技を競った。

eスポーツは未経験者にとってはある種の地雷原にも思えるかもしれないが、世界で最も急成長しているエンターテインメントの形のひとつでもある。eスポーツ人口は急増し、特定のゲームの達人たちを集めたプロチームが何千人もの熱心なファンの前で競い合うまでになった。先週末には、パリ・サン=ジェルマンのeスポーツチームのひとつが、米国ニュージャージーにて開催された「ロケットリーグ」の世界選手権に出場した。「バンパーカーがサッカーと出会う」と表現されるこのゲームは、ゲーマーたちの間で最も人気の高いスポーツのひとつである。 

先週末のロケットリーグ選手権シリーズ・シーズン7に出場して世界のトッププレーヤーたちと戦ったのはフルーティショーセットフェッラの3人で構成されるPSGのeスポーツ・ロケットリーグチーム。グループAでNRGおよびINTZと対戦し、INTZに3-0の勝利を収めてグループを2位で終えた。続いて準々決勝では、今大会のファイナリストとなったG2 Esportsと対戦し、2-3での惜敗。パリ・サン=ジェルマンeスポーツチームは最終的に5~8位で大会を終え、欧州のライバルであるFCバルセロナと同じく合計賞金2万2375ドルを持ち帰ることになった。 

 

 

大会の瞬間最大視聴者数は20万人を上回り、こういった大会の注目度の高さが証明された。プルデンシャルセンターでの世界選手権決勝大会は素晴らしい雰囲気の中で行われ、eスポーツの持つ双方向性も示されていた。日曜日にはロケットリーグ世界選手権において、18分間以上にわたってウェーブが継続され、世界史上最長記録が更新された。ロケットリーグのeスポーツコミュニティの参加度と熱狂度が見て取れたイベントであり、未来は非常に明るいと感じさせた。 

史上最長のウェーブの最終カウントダウン

今大会の結果によりPSGのeスポーツチームはロケットリーグの欧州3位にランクイン。フルーティ、ショーセット、フェッラの3人は世界のトップを目指してさらなる成長を続けていくことを誓っている。PSGのフェッラとショーセットも含め、参加選手の国籍で2番目に多かったのがフランス人であり、全体の16%を占めた。PSGの母国でもあるフランスにおけるeスポーツへの関心度が明確に示される事実だった。

INTZ戦でフェッラが決めた見事な先制ゴール

INTZ戦での力強いパフォーマンスとG2 Esports戦の惜敗を経て、PSGは堂々とまた次の大会へと向かうことができる。PSGのeスポーツ・ロケットリーグチームは未来を見据えつつ、今回の印象的なパフォーマンスにさらなる上積みを加え、敗退の悔しさを今後の大会への糧にしようとしている。