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試合前プレビュー:パリ・サン=ジェルマン - リヴァプールFC UEFAチャンピオンズリーグ2024/2025

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UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16の第1戦、リヴァプール戦(3月6日午前5時)を前に、両チームのチャンピオンズリーグでのここまでの道のりや、現在のチームの状態、注目すべき選手など、このビッグマッチに関する情報を紹介します。

決勝トーナメント進出への道のり

リーグ戦を7戦全勝でスタートしたリヴァプールは、今シーズンのチャンピオンズリーグでヨーロッパ全土にその強さを示した。首位通過をすでに決めていたリヴァプールは、ほぼ全員を入れ替えて臨んだ最終節でアウェーのPSVアイントホーフェンに3-2で敗れたが、それまでプレミアリーグ首位のチームは、ACミラン(1-3)、ライプツィヒ(0-1)、レヴァークーゼン(4-0)、レアル・マドリード(2-0)を破り、その間、失点したのはわずか1回だった。このような快進撃により、レッズは当然ながら優勝候補の一角に数えられるようになった。
一方、パリ・サン=ジェルマンは、より遠回りのルートでベスト16に進出した。しかし、序盤からアトレティコ・マドリード(1-2)とバイエルン・ミュンヘン(1-0)に敗れたものの、レッシャーがかかる大事な局面で力を発揮、ザルツブルク(0-3)、マンチェスター・シティ(4-2)、そしてシュトゥットガルト(1-4)を破り、15位でフィニッシュし、プレーオフ進出を決めた。プレーオフでは、ブレストとの同国対決となり、ブルターニュでの第1戦を0-3で制したパリは、パルク・デ・プランスでの第2戦では7-0と大勝し、ベスト16進出を決めた。

注目のスタッツ

リヴァプールの強さ

アルネ・スロット監督率いるチームは主に4-2-3-1のフォーメーションでプレー。守護神は、レッズで7年目のシーズンをプレーするブラジル代表アリソン。ディフェンスには、もう一人の柱、フィルジル・ファン・ダイクがおり、リヴァプールで300試合という節目を通過したばかりのレッズのキャプテンは、フランスのフットボールファンにはおなじみの顔、イブラヒマ・コナテと一緒にプレーするだろう。
フランス代表のコナテは、最近レ・ブルーでキャプテンの腕章を巻いたばかり。両サイドのトレント・アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンのペアは、ここ数シーズン、世界のフットボール界でトップレベルのコンビであり、この2人のイギリス人フルバックは、攻撃面だけでなく、守備面も強化している。ジョー・ゴメスとコナー・ブラッドリーが負傷しているため、パルクで先発するディフェンス陣はほぼ決まっていると言えるだろう。

中盤も既にメンバーは固定されており、遠藤航、カーティス・ジョーンズ、ハーヴェイ・エリオットがオランダ人監督の頭痛の種を作ろうとしている一方で、ライアン・フラーフェンベルフとアレクシス・マカリステルは依然としてファーストチョイスだ。彼らはともに、テクニカルで運動量の多いプレーヤーとしてフィールド中央を支配するデュオを形成する。ソボスライ・ドミニク(今季リーグ・カップ戦合わせて7ゴール6アシスト)がボールを持てば、パスセンスと視野の広さを存分に発揮してチームメイトの攻撃に貢献、ワンランク上のプレーが可能になる。


攻撃陣は、今季開幕以来、右ウイングで不動の地位を築き、フェデリコ・キエーザに隙を与えないモハメド・サラー(30ゴール、22アシスト)を中心とし、逆サイドでは、ルイス・ディアス(13ゴール、4アシスト)がプレーすることが想定され、コディ・ガクポ(16ゴール、5アシスト)はベンチから登場する可能性がある。最後に、リヴァプールにはストライカーの選択肢もあり、スロット監督は、ダルウィン・ヌニェス(6ゴール、5アシスト)とディオゴ・ジョータ(8ゴール、3アシスト)のどちらを選ぶかまだわからない。彼が誰を選ぼうと、パリは現時点で世界のフットボール界で最も強力なチームに挑むことになるのだろう。