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ユリアン・ドラクスラー「良いことはこれからまだたくさんある」

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ドイツ代表での試合に向かう前に、PSGの23番がシーズンを振り返った。

ユリアン、フランス王者のタイトル獲得にはどんな意味があると思いますか?
「すごく大事なことだ。自分たちの日々の努力があってこそリーグタイトルは獲得できるわけだからね。最後の数試合は良くなかったとしても、今年はすごく良い戦いができた。2位との差が20ポイントも開いていれば、勝ちたいという思いがあってもシーズン終盤戦を戦うのはどうしても難しくなる。それでも僕らは今年の最高のチームだったし、タイトル獲得にふさわしいチームだった」

忘れがちですが、今季のチームはリーグ戦で勝ち点91を獲得して105得点を記録しました
「現代のサッカーはそういうものだ。昨日何かを勝ち取っても、明日になる頃にはもうみんな忘れてしまう。僕らが敗れた5試合のことばかりが話題にされて、シーズン開幕当初のことはあまり話題にしてもらえない。14連勝を飾って、誰も僕らを止められなかったのにね。決して忘れてはならないことだ。どのチームもパリ・サン=ジェルマンを倒したいと思っていて、僕らとの試合では全力を出してくる。相手にとっては1年の中で特に大事な試合だ。だから毎日、毎回の練習や毎回の試合で競争力を持ち続けるのは簡単じゃない。パリ・サン=ジェルマンを批判する人がいるのも分かるけど、僕らが今年成し遂げたことも尊重する必要があると思う」

シーズン序盤で特に印象に残っていることは?
「選手たちはみんなバラバラのタイミングで戻ってきたから、すごく難しかった。バカンスが長かった選手もそうでない選手もいた。選手には6週間のプレシーズントレーニングが必要だが、全員がちゃんと準備することはできなかった。リーグ開幕戦のわずか3日前か4日前に合流した選手もいたほどだ。その中であれだけ連勝するのは本当に難しいことだった。もちろんこのチームには素晴らしい選手たちが揃っているが、全ての試合に勝つのは簡単じゃない。みんな必死に頑張っていたし、だからこそすごく嬉しい連勝だった」

パリ・サン=ジェルマンで自分の最高のサッカーを見せられたと思いますか?
「いや、まだまだだ。これからもっと良いことがたくさんあると願いたい。正直位に言えば、シーズン序盤は色々と難しい部分があった。ワールドカップをひどい形で終えたばかりで、すごく落ち込んでいた。だが新監督が就任して、自分がトップチームのレギュラーにふさわしいことをどうしても証明したいと思っていた。スタートは本当に大変だったけど、少しずつ自分のペースを取り戻すことができた。監督も僕のことをすごく信頼してくれて、僕のパフォーマンスに満足してくれていた。マンチェスター・ユナイテッド戦まではすごく良い感触だったけど、あの試合で負傷して4週間離脱することになってしまった。それから最後の数週間は自分のパフォーマンスに満足できなかったし、チーム全体もそうだった。ベストは尽くしていたが、僕らは機械じゃない。全ての試合でベストの状態を保ち続けるのは難しい」