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トゥヘル:「僕らは成長した」

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トーマス・トゥヘルはPSG TVの ためだけに2019-2020シーズンの振り返りを語った:

監督、シーズンを半分終えたが、この6ヶ月をどう評価する? 
良いと思う。とても良い。でも、こういうのを聞くには一番不適切な人間かもね。だって僕はいつも今を生きていて、次に何が来るかを考えているからね。だから、前半戦を総括するのは難しいね。でも、今はよかったと感じているよ。ポジティブな方向に学べているという感覚はあるし、ここ何週間かは正しい方向に進んでいる気がするし、チャンピオンズリーグでも良い結果を残せた。リーグでは1位で、メンバー争いも激しく、特徴のある選手がいて、経験もある。良いチームだよ。とても楽しいね。彼らと仕事をするのはとても楽しいよ。

中国でシーズンを始め、トロフェ・デ・シャンピオン優勝…そのキャンプの前日はどういう気持ちだった?
中国ではたくさん移動をしたし、たくさんのことをした。カップ戦で負けたレンヌと対戦することができた。だから、彼らにまた負けるとなると、難しくなっていたと思うよ。レオナルドがちょうどコーチとしてチームに合流したばかりで、タイトルを獲得できるチャンスのある初陣を落としたくはなかった。だから多少のプレッシャーはあったね。そのプレッシャーはよくシーズンを始めようとするときに感じるプレッシャーと同じで、やっぱり良いスタートを切れたら控え室のチームの雰囲気もよくなるしね。ただ、少し難しい試合だったよ。0対1で負けていたが、それを巻き返すことができて、大変な試合ではあったがとても重要なものであった。

良い前半戦ではあったが、リーグ戦では3つの試合に負けている。これについてはどう思う?
それを受け入れるのはとても難しいよ。たとえ、すべての試合に勝って、試合に負けないというのは難しいとわかっていてもね。ただ、そこに挑戦し続けなければいけない。そして、我々は常に準備をし、勝てなくとも負けないように努める。その3つの試合の中ではレンヌの試合が一番際立っているね。惜しい試合ではあり、またやるとなると厳しいくらいタフな試合であった。彼らは2つのシュートで2点を取って、とてもラッキーだったよ。僕らのベストの試合ではなかった。それも起こり得る。ランスとのホームでの試合は連勝記録に終わりを打たれたから少しショックで、ディジョンとの試合もチームがよかっただけに悔しかった。この2試合はレンヌの試合よりも悔しかったというしかないね。

みんなが楽しみにしているマルセイユとの試合についても話さなければならないね...
ターンするため、最終ラインでのスピードを活かすために彼らはスペースを与えてくれた。確かではないが、彼らはもっと勇敢な試合運びができたはずだ。でも、もし彼らが相手の陣地でプレーしなければならないのであれば、もっとリスクを追わなければならなかった。そして、我々は後半に入ると少しプレーが止まってしまい、少し困惑してしまった。もし、逆に前半に0-0で、後半4-0で勝利すれば、後々喜ぶであろう。でも、前半4-0で、後半0-0であれば、終わったあとは少し違和感を感じるであろう。でも、"Le Classique"であり、我々とサポーターにとって大きな試合で大きな勝利であったね。僕らはそれに喜びを感じているよ。

あなたはどんなタイプのコーチ?
僕は選手間で色々なことが起きやすくしてほしいし、ピッチの中でお互いのことを見つけやすくできるようにしたいんだ。チームはオーケストラみたいなもので、多少の化学反応を見せなければならない。だから、最後の方の試合では、みんなの間で何かが生まれているような気がして嬉しかったんだ。これは、質やタレントの話だけではなく、狭いエリアでも互いにどうプレーして助け合うかの話である。その小さなところを練習で突き詰めることで、試合の時に大きな違いを生み出すことができる。原則通りにプレーすることや自分たちのスタイルでプレーすることに合意することも大切である。ただ、ネイマールはネイマールだし、マルコはマルコであり続けるし、マルキーニョスはマルキーニョスでいることですべての力を発揮することができる。目的は彼らを自分たちで完成してできるパズルのように、互いに感謝しあえる環境を作ることである。この柔軟性が大事だと思うんだ。