パルクで行われたリールとのリーグ戦は、パリ・サン=ジェルマンが前半から相手を圧倒し、今週2度目の勝利を収めた(4-1)。 パルク・デ・プランスでのゴールに満ちた夜を振り返ってみよう。
クープ・ドゥ・フランスでスタッド・ブリオシャンに大勝し、ベスト4に進出したわずか3日後(0-7)、パリ・サン=ジェルマンは今度はリーグ・アンでホームに戻り、リーグ上位のリールと激突した。ルイス・エンリケ監督は、正ゴールキーパーのジャンルイジ・ドンナルンマ、センターバックはキャプテンのマルキーニョとルーカス・べラウド、サイドバックには、アクラフ・ハキミとヌーノ・メンデスを起用した。 中盤では、ファビアン・ルイスがジョアン・ネヴェスとデジレ・ドゥエと組み、攻撃陣は1トップのゴンサロ・ラモスをブラッドリー・バルコラとウスマン・デンベレがサポートする布陣を構えた。
試合開始前には先日逝去したベルナール・ブロシャン元PSG会長への追悼が捧げられた。キックオフ後、ブラッドリー・バルコラがウスマン・デンベレのシュートのこぼれ球を押し込み、パリは素晴らしいスタートを切った(1-0、6分)。試合の流れは、テクニック・フィジカルで勝るパリ・サンジェルマンが圧倒した。 ルージュ・エ・ブルー(赤と青)は空中戦でも優勢だったが、ルーカス・べラウドのヘディングシュートはリールのポストの数センチ横に外れた(16分)。
なんとか持ちこたえようとするリールは、デンベレ、ゴンサロ・ラモス、アクラフ・ハキミの3人から立て続けにシュートを打たれたが、GKリュカ・シュヴァリエが何とかセーブする(19分)。さらに、ジョアン・ネヴェスに追加点を決められる寸前で、奇跡的にこれを防いだ(21分)。それでもパリは攻め続け、マルキーニョスが、デシレ・ドゥエのクロスに頭で合わせて、2-0とした(2-0、22分)。
あらゆる面で優位に立ったPSGは、ブラッドリー・バルコラが左サイドで軽快なワンタッチプレーを主導し、最後は逆サイドのウスマン・デンベレが決め、30分足らずで3点目を決めてパリジャンファンを熱狂の渦に巻き込んだ(3-0、28分)。
後がないリールは、ドンナルンマのゴールに迫ったが、前半はシュートを1本も打たれることはなかった。一方のパリはプレッシャーをかけ続け、デジレ・ドゥエが強烈な右足のシュートをゴールネットの右上隅に決め、点差をさらに広げた(4-0、37分)。
一方的な展開となった前半を経て、リールが反撃に出ることは当然想定される展開であった。しかし、リールの守備陣は若干改善が見られたが、堅固なパリのディフェンスを崩すことはできなかった。ゴンサロ・ラモスがエリア内でシュートを放ったが枠を外れる(66分)。また、元パリのエタン・エムバペもサブとして出場し、ドンナルンマのゴールを脅かすシュートを放ったが、これも枠を外れた(67分)。
ルージュ・エ・ブルーは試合を支配し続け、ブラッドリー・バルコラがループシュートで再びゴールに迫ったが、これは結局オフサイドで認められなかった(77分)。その直後、ジョナサン・ダヴィドがこの夜のチーム唯一のゴールを決め、点差を縮めた(4-1、80分)。
しかし、それ以降失点を許さなかったパリ・サン=ジェルマンが大差で勝利し、リーグ・アン首位の座をさらに堅持した。
次は、今シーズンの欧州ベスト3クラブのひとつであるリヴァプールとのチャンピオンズリーグでのビッグマッチとなる。注目の第1戦は、日本時間木曜日午前5時にパルク・デ・プランスで開催される。熱い戦いになることは間違いない!